【サイバーボッツ】ヴァイスでhitboxを使うべき623の理由
1. はじめに
タイトル釣りで済まない。理由は623個もないから安心して欲しい。
ヴァイスの主力技であるボディスクラップ(623 + A)を中心にhitboxの有用性を解説していくので623の理由ってのはウソジャナイヨ。
記事の内容的には以下の人には刺さると思います。
- Capcom Arcade Studiumなど、hitboxを利用できる環境でプレイしている
- サイバーボッツをプレイしている
- ヴァイスを使用している、もしくは使用したい
- もっと強力な攻めをしたい
ん、対象者狭っ。もう好きに書くから、好きに読んでおくれ。
2. ボディスクラップについて
ヴァイスの超主力必殺技であるコマンド投げボディスクラップについて説明。
[コマンド]
623 + A (空中可)
[主な特徴]
- 発生1F
- 投げ間合いが広い/空中版は無法
- ダメージは全体力の25%前後
- 受け身をミスるとさらに+25%
- 失敗時には通常技が漏れるが大抵判定が強い
一言で言って無法。さらに、硬直が短めで相手を追尾するホーミングミサイルを有しておりシナジーがひどい。
立ち回りでホーミングミサイルを撒き、追いかけ、有利フレームを取った状態で地上ボディスクラップまたは空中ボディスクラップを仕掛けるだけで強力な攻めとなります。
なんなら地上ダッシュもそこそこ速いです。
このキャラ作った人の顔が見たいです。
3. ダッシュ投げにおける問題
サイバーボッツに詳しくない方向けに説明すると、サイバーボッツでは厳密にはダッシュ投げは出来ません。
ダッシュ中はコマンド投げを含む各種通常技(ダッシュ攻撃)や打撃系必殺技が優先されるためです。
そこで、やり込んでいるプレイヤーはダッシュ状態を一瞬で解除してそこから投げるというテクニックを使用しています。
この後2種類紹介します。
4. ダッシュ急停止投げ
地上のダッシュ動作中にブーストボタン(以下「b」)を押すと、即座にニュートラルに戻ることができます。
ブーストボタンというのはギルティギアストライヴでいうダッシュボタンと大体おんなじです。
このテクニックは通常「急停止」と呼ばれ、これを利用して、
ダッシュ⇒急停止⇒投げ
とすることで、ダッシュから素早く投げを出すことができます。
ヴァイスのボディスクラップの場合は以下の様な流れで出します
b(ダッシュ開始)⇒623入力⇒b(急停止)⇒A
理由は割愛しますが急停止からのA(攻撃ボタン)は1F以上ずらして押す必要があります。
急停止投げに行った際に相手が投げられない状態にある場合は地上の通常技が漏れます。
また、急停止投げのウィークポイントの1つに、ダッシュ距離限界付近で仕掛けようとした場合、急停止したつもりが再ダッシュになってしまいダッシュ攻撃が漏れて死亡というものがあります。
5. ジャンプキャンセル投げ
ダッシュから即座に投げるもう一つの方法がジャンプキャンセル投げ。
ダッシュ中はいつでもジャンプが可能で、ジャンプ移行フレーム(ヴァイスは5F)はキャンセルして投げを出すことが可能。
よって、二つを組み合わせることでもダッシュから即座に投げを出すことができる。
ボディスクラップの例でいうと
b(ダッシュ開始)⇒623入力⇒7 or 8 or 9⇒A
の様な感じになります。
仕掛けに行った際に相手が投げられる状態になかった場合はジャンプが漏れます。
ジャンプ移行フレーム中は無防備であるものの、一端飛んでしまえば即座に空中ガードも可能なので、急停止投げよりリスクは少なくその後、判定の強いj6bL(弱攻撃です)等から攻め継続できるので再度仕掛けに行きやすいというメリットもあります。
両方比較すると、ジャンプキャンセル投げの方が強いかなと思います。
6. レバーでのジャンプキャンセル投げ入力
試してみるとレバーで623を入れた後、素早く7, 8, 9のいずれかに入力をするというのは実戦的には非常にしんどいというのが分かると思います。
なので、レバーの特性から以下の様な入力戦略を大抵の方がとると思います
b(ダッシュ開始)⇒62369A
しかしヴァイスには236Aでキャプチャードヴァイスという打撃必殺技があり、ボディスクラップより優先度が高いためこちらが漏れてしまいます。
キャプチュードヴァイスは投げ間合いぐらいの距離ではガードされると危ない技なので漏らしたくないです。
応用的にはサイバーボッツのコマンド技は方向入力の2方向目は2F入力しないといけないという謎の制限があるため、上記の入力では2の入力は2F以上、3は1Fになるように良い感じにレバーを高速回転すればできなくはないのですが、安定しないし前後の操作がおぼつかなくなるのでお勧めできません。
7. hitboxでのジャンプキャンセル投げ
今回の本命、hitboxでのジャンプキャンセル投げです。
hitboxでは2と8の入力が同時にされた場合8が優先されるので、これを利用すると非常に簡単に実現することができます。
具体的にはボディスクラップを623で入力し3を入れっぱなしにした状態で8, Aとずらし押しします。
こうすることで6方向を経由せずに3からダイレクトに9に入力することが可能になります。
キャプチュードヴァイスの漏れなく、さらに6を経由する時間も省略できるという寸法です、強い。
8. (さらなる利点1) 2連スクラップ
メインの説明が完了して、hitboxでのジャンプキャンセルボディスクラップが実用的であることが分かったと思います。
ここからは、ジャンプキャンセルボディスクラップを利用した発展的な内容(強い)を2点紹介したいと思います。
その一つ目がコマンド投げ受付持続を利用した2連スクラップです。
最初にコマンド投げ受付持続について簡単に説明します。
サイバーボッツではコマンド投げは、理由が自他どちらにあるかは問わず相手が投げられない状態に出した場合は別の技が漏れます。
例えば623L(弱)と入力すると投げられる場合は弱のボディスクラップが出ますが、
- 相手が間合い外だった
- 相手が無敵状態だった
- より優先度の高い技が同時に入力されていた
- ダッシュ中など、コマンド投げが出せない状態だった
上記の場合は、ボディスクラップは出ずに別の技が出ます。先の例では3Lつまりしゃがみ弱が出ます。
この時ボディスクラップの方向入力である623が投げの出せない硬直動作中保持されつづけます。
簡単に試す方法だと、まず相手の近くで623+LH同時押し、すると優先度の関係上相手の近くでパワーチャージを始めます。
その後、1秒ほどチャージしたのちにチャージをやめて硬直解除後にLを押すとボディスクラップが出ます。
方向入力は離してしまって構いません。
パワーチャージの硬直時間中ずっとコマンド(623)が保持されていることが確認できると思います。
これを先ほどのジャンプキャンセルスクラップに適用すると、地上版のボディスクラップが成立しなかったときに漏れるジャンプ移行フレーム中はコマンドが保持されるので、空中への移行が完了した直後に再度攻撃ボタンをすことで続けて空中版のボディスクラップをだすことができます。
つまり、ジャンプキャンセルスクラップ後に再度攻撃ボタンを押すだけで、623+Aというコマンド投げを地上⇒空中の順で5,6Fの間隔で2連発することができるのです。
この連携に対し、相手は地上版のボディスクラップを察して早めにジャンプで逃げた場合、タイミングが悪いと画面見てないjL擦りに投げられたり、何ならjL食らったりしてしまうのです。
凶悪な自動二択を半自動で2連続で仕掛けられるということです。
9.(さらなる利点2) ドラゴンダッシュスクラップのフォロー
もう一個の大な利点は、ヴァイスのスクラップ芸の中で結構強いと思うドラゴンダッシュスクラップのフォローとしてジャンプキャンセル投げが優秀ということがあげられます。
ドラゴンダッシュについて説明しますと
6523 と入力することで、623コマンドを仕込みつつダッシュができる
というテクニックになります。
今のところ有効利用できそうなのがヴァイスだけかなと思ってます(ネタ募集中)。
通常の b623bA のダッシュ投げ入力では623を入れている間当然前ダッシュしているので、走行距離が長くなりがちで、その間前方向に入力してしまいます。
この間、後ろに入っていないのでガードはできず、視認もされやすく(人類には厳しめだが)打撃で止められることもあります。
一方6523入力では最後の3の入力からダッシュするので、その後の急停止やジャンプまでの間を実用上2~4フレーム程度に抑えることができます。
なので、射程は短くなりますが相手は「走ってきた!」と思ったときにはもう投げられているという状態を作ることができます。
人類には見えないので、事前に下がるか飛ぶかを強いられます。
ただし、ドラゴンダッシュは全体を8F前後で入力する必要があり難易度が高く、失敗して走らない時もしばしば。
この場合のリスクは前述した急停止スクラップ時に再ダッシュしてしまう状況と近く、ならばジャンプキャンセルスクラップをつかうかという結論になります。
10. 最後に
ここまで長文読んでいただいてありがとうございます。
読み専にしようかと思っていたのですが、せっかくアカウント作ったんで、こういうシーンの切り取りみたいな記事を書くのも悪くないと思って書きました。
なお、サイバーボッツの令和最新の攻略はサイバーボッツ攻略Wikiに記載してありますので、全体的な話とか他のキャラの情報が欲しい方はこちらを参照して戴ければ幸いです。
誤字や内容の不備の指摘なども歓迎です。
おつかれちゃーん