デジタルファーストキャンプに入った話 その3

今週はPython!

デジタルファーストキャンプ(以下D1C)は基本的にノーコードでいろいろ作ることを体験していますが、先週・今週はPythonでコードを書いてます。
様々なライブラリを用いて、WebスクレイピングとかWebブラウザ自動操作とか、Web上の異なるサービスを連携させます。
といっても本格Pythonプログラミングではなく、基本は提供されたコードのコピペ。
「こう書けばいいよーと言われたからなんか書いてみた」レベルですが、それでもPythonおもしろい!

先月はランディングページとかECサイトを作っていたのですが、デザインの分野って何がイケてて何がダサいのか、デザインの基本知識を少し知っただけの新参者には判断がつかなくて、「自分ではいいと思うんだけどどうなの?」とずっとモヤモヤしていました。
そんな風にしばらくモヤモヤしていたところに、Python登場です。
プログラムは動けば正解!動かなければ不正解!実行すればすぐわかる!
白黒がその場でつく世界で単純だからか、気分晴々楽しかったのでした。

昔、ほんまでっかTVという番組の中で、心理学者の植木先生という人が
「1つのことをずっと悩み続けられる=器が大きい」と言っていましたが、
もう私の器はめちゃ小さいってことかもしれません。

プログラミングで挫折しないために必要なもの

実は楽しいな~とノリノリの気分だったのは、最初の一日くらい。
自分では乗り越えられない壁、つまり自力で修正できないエラーにぶちあたってからは、「うへぇ面倒くさい」という気分でした。

レベル上げゲームでもプログラミングでも、簡単で単純な最初のうちは、しっかり勉強しなくても勘で乗り切れます。
でも勘だけで乗り越えられなくなったら、腹を括って勉強しないと。
水面下の部分もちゃんと勉強して、エラーの対処もできて、初めて一人前と言えます。

見えているところだけでは解決できないことも。

基本はそう思っているのですが、でも課題の提出期限は迫るし、1からいろいろ勉強している時間なんてない!
どうする?!

結果的に、従来の方法と最先端の方法を使って乗り切ることができました。
まず従来の方法として、表示されたエラーメッセージをコピペしてWeb検索します。
検索結果の中から、過去同じエラーメッセージで悩んだ人の相談書き込みと、それに対するアドバイスを見つけて、アドバイス通りにコードを書き換えます。
こういう諸先輩方の書き込みはお宝データベースですね。
でもアドバイス通りにコードを変えても、また異なるエラーが出ました。
もう面倒になって、最先端の手段、生成AIを使う。
コード全部とエラーメッセージをコピペして、修正したコードを出力してもらい、それをコピペしました。
実行したらちゃんと動きました。
水面下の氷山を少しも勉強せずに、越えられない壁を越えちゃったよ。

プログラミングで挫折する理由は、2つあると思います。
1つは、単純に知識不足。文法的なミスとか内容がさっぱり理解できないとか。
もう1つは、スキル不足。エラー修正はその最たるもので、市販本を読んでるだけでは、持っている知識をどう組み合わせて修正していけばいいかわからないから、エラー修正経験が少ない初学者は、ここで挫折しやすいかもしれません。

Web検索で出てきた過去の事例と、生成AIは、これらの挫折を回避するのに、とても役に立ちました。
特に生成AIは、私が書いたプロンプトに応じて「それは残念でしたね」とか「それは大変ですね」なんて声掛けまでしてくれる。
独学の友、生成AI !
AIは、プログラミングで挫折しないために必須のものかもしれません。

言語化するって大事

D1Cの諸先生方からは、セッションのたび何度も「なんでも相談して」と声を掛けていただきます。
上記のエラーが出た時も、D1Cのオンラインフォローアップの場で「エラーが出ました」と相談しました。

そのやりとりで改めて認識したのですが、質問することで得られるメリットは、
①回答をもらえること だけでなく
②自分が何をすればいいか頭の中が整理される もあるなと思いました。

自分で修正できないエラーが出て、どうしたらいいんだろう?と思っているだけだと、「どうしよう」がグルグル回っているだけで、本当は頭を働かせていないんですね。
でも質問しよう、質問するには相手に正確に自分の状況を伝えなきゃ、その場合はこれとこれを伝えて・・・と言語化をし始めると、自然に②の状態になっていきました。
自分の状況を言語化する効果は本当に大きいと改めて思いました。
でもこれを自分一人でやろうとしても、そんなにうまくいかない。
脳みそも私もナマケモノなので、ちゃんと相手がいないと、「相手にちゃんと伝わるように考えなくちゃ」と思えない。
だから質問するとか、質問をさせてもらえる環境はとても貴重っだと思いました。

情報ソースも変わった

Pyhonのコードをコピペしているだけではモヤモヤするので、PythonによるWebスクレイピングを市販本で学ぼうと思いました。
Web上の情報はエッセンス的な内容が多かったり、書き手によって内容の範囲やレベルがまちまちなので、1つの本で体系的に学習するためです。

でもWebスクレイピングみたいにコロコロ仕様が変わったりする分野は、市販本は向いてないですね。
D1Cでサンプルコードを提供される先生が、「先週は動いたのに」とつぶやかれているのを見て、市販本じゃだめかもしれないなぁと思いました。
本を出すにはそれなりの時間がかかるので、サンプルコードがすぐに陳腐化もしくは動かなくなってしまいます。

結局KindleUnlimitedに課金して、読み捨て前提の本を買ってみることにしました。
以前何かで、Kindle Unlimitedで読み放題の本の中には、読み放題が前提の本が結構あると知りました。
市販本にするほどページ数がないけど、最新情報を素早く公開して、購読数で収入を得るらしいです。
最近はChatGPT×CanvaでInttagramの投稿を1時間で50本つくるとか、ChatGPT×Excel とか、ChatGPT本がたくさん出ています。
また市販本のKindle版が  Kindle Unlimited対象になっているケースもありますが、どちらかというと初学者向けをUnlimitedで読ませて、シリーズの続きは通常の料金で販売する傾向があるようです。
つまりKindleUnlimitedは初学者向けの本を広く浅く読むのに向いている、とのこと。

昔は信用できる情報ソースの代表が市販本でしたが、変化のスピードが速すぎて、本の鮮度と使い分けが必要になってきたんだなぁと思いました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?