『ザ・ホエール』|月15万円の自炊日記#90
『ザ・ホエール』
ここ数年、映画は歌舞伎町のTOHOシネマズでしか観ていない気がする。
学生時代は、シネマライズやシネスイッチも足しげく通ったけど、今もまだあるのかな?
今日の映画は、『ザ・ホエール』。
実生活でもフィクションでも、行きすぎた人に吸い寄せられるので、ダーレン・アロノフスキーの映画は大好物。
私はいつも最前列で映画を観るのだが、今日は、開幕直前に30代ぐらいの女性がキャラメル味のポップコーンとコーラをもって駆け込んできた。
隣でポップコーンを咀嚼する音を聴きながら、私は、主人公チャーリーの部屋から聞こえる音ーー床のきしみ、雨音、ドアを開け締めするときのひずみ、等に耳を澄ませていた。
ずーっと、むしゃむしゃしていたかと思いきや、終盤になると、隣の席からすすり泣く音が聞こえてきた。
わかりやすい人がそばにいると、自分は冷静になる。
『ザ・ホエール』はnoteでも考察がたくさん出ているが、ナイトウミノワさんの文章は、個人的な痛みが直結していて、何度も読み返してしまう。
映画館を出て、そんなにお腹は空いていなかったけど、パスタを食べた。
映画のあとの夕食
週明けはまた出張で外食が続くので、土日は普通のごはんにしておいた。
ナイトウミノワさんに夢中
『ザ・ホエール』きっかけで、ナイトウミノワさんのサイト、SNSに流れ着き、今では、映画や映画評そのものより、彼女の価値観に関心をもった。
著書は昔読んだ気もするのだが、本棚に見当たらないので、もう一度購入してみようかな。
聖書、白鯨、ナイトウミノワ。
この3点を知っていると、『ザ・ホエール』がもっと面白くなるかも。
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