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富士宮の割烹旅館に泊まる旅②~温泉と美食編

富士宮に来て富士宮焼きそばを食べない選択

浅間大社を参拝後、お宮横丁をのぞく。
小雨の中、富士宮焼きそばやアイスを食べている人がちらほら。

お宮横丁については、肉乃小路ニクヨさんのYoutubeをどうぞ。

お腹が空いてないのもあるけど、なんか惹かれなかったのでスルー。
う~んとね。焼きそばは美味しそうだけど、やっぱり焼きそばだからな、という思い込みがあったのかもしれない。
あと、横丁にいまいち工夫がない。
焼きそば、おでん、アイス、以上と言う感じで。
子どもが食べていたアイスもレインボー柄のアイスで、嘘でもいいから地の果物を使ったジェラートとかほしいところだ。
偉そうに評論してスミマセン。

ということで、まだ14時過ぎではあるが、宿に向かった歩き始めた。
ちなみに、今回の旅では、交通至便性がいまいちであるにもかかわらず、一度もタクシーを使わなかった。
ローカル線、新幹線(ひかり+サフィール踊り子)、路線バスを乗り継ぎ、公共交通機関がない場所はひたすら歩いた。
すぐにタクシーを使おうとして、同僚や母親に咎められていた私にしてはすごい。

宿までは徒歩30分近い。しかも、急こう配の坂を上る。
息切れしたころ、旅館に到着。小雨でぬれた。

割烹旅館たちばな

今夜の宿。

あいにくの雨で(6月だし、そりゃそうだ)、富士山は輪郭ぐらいしか見えなかったが、私にとっては最高の体験だった。

館内の池で可愛い鯉が泳いでいる。
私のお部屋は中庭・デッキのついた角部屋。広い……。
お茶をいただいて、早速お風呂。汗かいて気持ち悪かったから、余計に気持ちよかった。

後から知ったのだが、この温泉は光明石温泉といって写真のど真ん中にある岩から温泉の泉質に近いミネラル成分を溶出しているらしい。
最近、お気に入りのエプソムソルトの成分に近いのかな? 硫酸マグネシウムとか入ってるらしいから。
温泉詳しくないからよくわらないけど、貸し切りで気持ちよかった。

露天風呂、内風呂、露天風呂、内風呂を2往復し、部屋に戻る。
4面の窓を全開にして、畳でゴロゴロしながら、ビールをのんだ。

自宅なら虫が怖いので、絶対網戸をつけるが、ここは全開に。
デッキでぼんやりする。
とりあえず瓶ビールを抜栓してみる。こういうところは、クラフトビールじゃなくて、やっぱ一番搾りだな。
雨音と小鳥のさえずり。

富士山の絶景もいいけど、私は雨が好きだから、今日でよかったかも。
雨のぽとぽとする音を聴きながら、ビール飲んだり、御朱印帳開いたり、まったりしたり、あー幸せ。
前はせっかく旅行に来ても、心から楽しめなかったけど、今日は楽しいなぁ。

個室で夕食

ひととおり、まったりできたので、夕食に向かう。

先付と前菜。
汲み上げ湯葉。
お酒は、高砂酒造の純米辛口と富士錦の宮美人を1合ずつ。
鱧の椀物。
勘八うまい。
「田事蒸し」というらしい。なんだかうまい。
甘鯛のクリームソース仕立て。

酢の物の写真撮り忘れたけど、とにかくすべてが美食だった。
なんでこんなに美味しいの。

マンゴープリン。
ほうじ茶。

宿自体は古いし、冷蔵庫や電話などは平成初期のままなんだけど、建具は改修されており、お掃除が館内すみずみまで行き届いているので、すごく清潔感がある。

ぼんやり富士山が見えてきた。

お風呂の後、美味しい食事でさらに幸福度が増した私は部屋に戻り、若女将が用意してくれた氷でウィスキーのロックをつくって、再びまったりした。もちろん、窓全開で。

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