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スーパーヒトシさんとお呼び

世界不思議発見は1986年から放送されている長寿番組。僕の中では徹子の部屋や笑点と同じ地位。即ち子供の頃からやっているあって当たり前なもの。

草野仁、黒柳徹子、そして最初は準レギュラーだったようだ野々村真。36年も同じ仕事をルーティン化してやってきているのは素直に敬服させられる。ネット開通とスマホによりあらゆる動画コンテンツがモバイル化。そしてテレビの凋落が顕著な、移り変わりの激しいこの期間もじっくり腰を据えて継続しているのは、結局はコンテンツが充実しているという事だろう。

2/19に何年ぶりだろうか、たまたまた番組を観た。やはりおもしろいのだ。やはりと言うか、歳を重ねてむしろよりおもしろく感じるようになっているのかも。

ハワイと沖縄。ハワイ王国と琉球王国。共にアメリカ、日本に吸収されたり戦火に晒されたりと類似した歴史をもつ。また沖縄の人がハワイに移住していたり、戦後移住民たちの働きかけにより、戦争でほぼ全滅の養豚家畜を550頭船で移動させたり。そんなコンテンツだった。

歴史や文化を紐解きながら、その一部をクイズにしながら、テーマとなる素材が現在そうある理由を教えてくれる。視聴者をちょっと知的にしてくれて、その対象の見方が変わる。ひょっとしたらそこからすごいハマることもあるのかも知れない。それがこの番組の魅力だろう。

ペラッペラな内容や、なんかよく分からないけど「強い気持ち」みたいな意味不明な感情論に帰結したがる番組とは別次元の、学びによるおもしろさを教えてくれる。時代が変わろうとも続いてる理由だろう。スーパーヒトシ君なんて気安く呼んではいけない。スーパーヒトシさんにこれからも学んでいこう。

フィンランドのサウナ特集に期待!

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