過去を振り返る
その気はありませんでしたが、先週昔の親友に偶然会うに始まり実父と妹、姪による忘年会。
中学時代の友達からLINEなど、なんだか懐かしさ溢るる週末となりました。
一応クリスマスだしな、と思い妹と一緒に父にプレゼントを贈ることに。
地元のさえないショッピングセンターを練り歩く。
しかしながら、エルメスのネクタイをして仕事をしモンクレールのダウンを着てロレックスをつけてきた人間に何を贈れば良いのかわかりません。
「何も欲しいものはない」が口癖だった父。
実際そうだったのだろうと思います。
わたしが看護師の資格を取った時は、ハイブランドに連れて行き「なんでも好きなものを選びなさい。」
本当にいらないから。と言って断りました。
若い時にお金がない、と言えば封筒に100万円入っていました。しばらくこれで生活しなさいと。
それ以外は家庭を顧みず生きてきた父。
会社の経営で365日の360日は毎日仕事していました。
愛情表現はお金でした。
父の人生は会社を大きくする事、仕事のみがアイデンティティだったのだろうと思います。
父の子ども(私たち)に対する評価も部下や社員と同じように感じた事もあります。
毎回聞かれるのが、年収について。
娘の生活を心配してる側面も多少あるのでしょうが、90%は市場調査です。
今日も聞かれまたか、と思いましたが正直に解答しました。
夜に馴染みの寿司屋で食べて、帰る帰り道。
妹が通っていた高校の前を通りました。
「懐かしいな。このローソンで良く降ろしたよね。」と父。
「懐かしいー!」と妹。
人生の答え合わせをしがちな、ここ最近ですが
まー、みんな色々いいよねって思いました。