訴えます!

今週は非常に苦しい一週間だった。
地べたを這うような、泥水を飲むような、そんな日々が続いた。
月曜は休みで、お気に入りのサウナに行きるんるんで帰宅し火曜日に職場に出勤。
朝、出勤するとわたしの右腕のナチュメちゃんが「やばいやばい。」と言いながら
顔面蒼白。
「どうしたの?」とわたしが聞くとクレームが入ったとの事。
クレーム内容を確認する。事実無根の言いがかりである。
クレームをつけてきた本人がやってきたので、ナチュメちゃんには席を外すように伝えわたしが対応する事にした。
話していくうちに、話が二転三転していく。当然である。
言いがかりなのだから。
上司に報告し、金曜日に話し合いの場を設けることに。
それまでにわたしたちは、身の潔白を証明するものを集める。
どこで誰が、何をしていたか。防犯カメラの記録も見る。
この行為は非常に精神的にじわじわと来るものがあった。
もちろん、わたしたちに過失は100%ないわけなのだが、だんだん気持ちが弱っていくのを感じた。
命を扱う以上、いつもいつか過失があって訴えられるのではないか?という思いを
多かれ少なかれ胸に秘めながら仕事をしている。
だからこそ、失敗できないという思いや気を張って仕事をしているつもり。
でも、万が一こちらに過失があったなら?
心の中を万が一が侵食していった。

すっかり弱気なわたしの直属の上司に「わたしたちは何も間違ったことはしていません。だから毅然とした態度で行きましょう。気持ちで負けないようにしましょう。」と告げる。
「わかった。でも、わたし何も言えなくなっちゃうかも。スイミーちゃんがいてくれて良かった。」と上司。
わたしだってすごく不安だけど、「わたし、絶対負けませんから。」と言って帰宅。

次の日の朝。(今日)
クレームをつけてきた相手が朝、職場に乗り込んできてあらゆるところを写真に撮ってきた。
凍りつく、職場。
この人、本気で訴えるつもりなんだな。と察する。
張っていた糸が切れた気がして、涙が溢れて来た。
直属の上司も呆気に取られていて、わたしも「もうダメだな。」と思ってしまい
上司に「わたし、ちょっともうメンタル的にいっぱいいっぱいです。今日の面談は
わたしたち以外にも、上の人に入ってもらった方が良いと思います。」と告げる。

最高責任者な上司が出勤。(女性、めちゃくちゃ美人)
涙目なわたしに手招きし、抱きしめてくれる。
「辛い思いさせてごめんね。だけど、気持ちで負けないで欲しい。わたしからキッパリというから。でもみんなの気持ちが弱くなっちゃうと、わたしも今から火に油を注ぎにいくんだから一緒に戦うみんなの気持ちを合わせて戦ってほしい。
わたしたちは、何も間違ってないよ。自信を持って言える。そこは忘れないで欲しい。」
子どものように泣くわたし。完全に管理職失格。
だけど、部下を守りたい気持ちは一緒。
涙を拭い、反社を宿らせ決戦の場へ。

最高責任者の上司、わたしの直属の上司、現場の責任者であるわたしというメンバーで挑む。
初めから怒鳴りつけてくる相手方。
妙に冷静な自分がいて、何も心が動かなかった。
現場の責任者であるわたしへの誹謗も沢山あった。
辻褄が合っている訴えであれば、誠心誠意お詫びさせて頂きますが
なんの辻褄も合わず事実無根であったのでビー玉の目で相手を見つめるに留めました。但し、ケアに関してはわたしたちはきめ細やかに精神すり減らしながらおこなっており、そこの過失についてはございませんと返答しました。

最高責任者の上司は本当に私たちを守ってくれて、最後はクレーマーもクレームをつけて来た事実を事実ではなかったと認めて帰っていきました。
最高責任者の上司、まじですごかった。
「わたしたちも人間なので、心があります!忙しくない時間なんて現場にはないんです!その中で最善のケアをしています。休憩も取らず、皆笑顔でどうにかがんばっているわたしたちの仲間をこれ以上苦しめるのはやめていただけますか?
根拠のない言いがかりにはわたくしどもも、弁護士に相談させていただきます。」
怯む相手側。結局相手側の言い分は「メンタルがおかしくなっていて、事実無根を言ってしまった。」と。
メンタルがおかしいくなっている矛先を向けられて毎日心を削られながら、証拠集めに残業していたわたしたちに対してはどう思う?
夢を抱いて、懸命に勉強し資格をとり、現場で歯を食いしばりながら仕事をし
現場の赤ちゃんを守っていたナチュメに言いがかりつけてメンタル病ませた責任はどう取ってくれる?
おまえの私的なメンタルぐちゃぐちゃに、これからの医療従事者潰すなよ。
勝手にセックスして、勝手に赤ん坊産んで、仕事と家庭の両立ができないイラつきを向ける相手は私たちじゃないんだわ。



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