記事一覧
【連載】大阿久佳乃が翻訳するアメリカ現代詩 #2 (フランク・オハラ『ランチ・ポエムズ』)
2023年にアメリカ文学エッセイ集『じたばたするもの』(サウダージ・ブックス)を刊行した文筆家の大阿久佳乃さん。同書で取り上げた詩人たちの作品を、大阿久さんの翻訳でお届けします。
ラフマニノフの誕生日に
フランク・オハラ
大阿久佳乃 訳
急げ! 俺の気が狂う前の
最後の詩だ。ああラフマニノフ!
マサチューセッツ・オンセット(1)。ホルンを吹いて
いるのはフィグ・ニュートン(2)? 雷鳴のよう
【お知らせ】9/22(日) 12:30〜18時、東京・新小岩のにこわ新小岩で開催される第26回TOKYOポエケットに出店します
2024年9月22日(日) 12:30〜18時、東京・新小岩のにこわ新小岩で開催される第26回 TOKYO ポエケットに出店します。
エッセイ集『じたばたする』の著者で文筆家の大阿久佳乃さんが来場し、サウダージ・ブックスのブースでサイン会を開催する予定です。ぜひご来場ください。
大阿久さんの滞在時間など詳細はXのアカウントでお知らせします。https://twitter.com/saudade
【新刊案内】【PDF版】アサノタカオ随筆集『読むことの風』
アサノタカオ随筆集『読むことの風』のPDF版(ダウンロード販売の商品)を、オンラインショプ限定の特別価格で販売します。
本書は、旅と読書をテーマにした随筆集です。2020年10月に刊行し、2刷・累計1500部を完売しました。
いますぐ本の内容を知りたい、という方にPDF版をおすすめします。スマートフォンやタブレットで気軽に読むことができ、移動中の読書にも便利です。
【連載】大阿久佳乃が翻訳するアメリカ現代詩 #1 (フランク・オハラ『ランチ・ポエムズ』)
2023年にアメリカ文学エッセイ集『じたばたするもの』(サウダージ・ブックス)を刊行した文筆家の大阿久佳乃さん。同書で取り上げた詩人たちの作品を、大阿久さんの翻訳でお届けします。
音楽
フランク・オハラ(1)
大阿久佳乃 訳
もし僕が騎馬像(2)の近くでちょっと休み
メイフラワー・ショップでレバーソーセージのサンドウィッチのために足を止めたら
あの天使はバーグドルフ・デパート(3)の中へ
【新連載】大阿久佳乃が翻訳するアメリカ現代詩
2023年にアメリカ文学エッセイ集『じたばたするもの』(サウダージ・ブックス)を刊行した文筆家の大阿久佳乃さん。同書で取り上げた詩人たちの作品を、大阿久さんの翻訳でお届けします。
2024年初夏より連載をはじめます。どうぞお楽しみに!
【お知らせ】4/21(日)13:30〜三重のHIBIUTA AND COMPANY にて、『小さな声の島』刊行トークイベント(出演:アサノタカオ、大阿久佳乃)を開催します
2024年4月21日(日)13:30〜15:30、三重・津の HIBIUTA AND COMPANY/日々詩書肆室で、『小さな声の島』(アサノタカオ)刊行トークイベントを開催します。
著者でサウダージ・ブックス編集人のアサノタカオと、文筆家の大阿久佳乃さんが「旅と読書」というテーマで対談します。ぜひご参加ください。
【ためし読み】アサノタカオ随筆集『小さな声の島』
台湾への旅、沈黙への旅
二〇〇八年、妻の実家のある大阪から、旅ははじまった。
木造家屋の居間に忍びこむ冬の気配にからだを震わせながら、マッチを擦って一年ではじめて石油ストーブに火をいれた。青い炎の光にじっと見入りながら指先を温め、夜遅くまで、家族三人分の荷物を一個のスーツケースに詰めこもうと悪戦苦闘していた。風邪ぎみの妻と娘は、すでに二階で休んでいる。リュックサックを背負って、身一つでブラ
【新刊案内】アサノタカオ随筆集『小さな声の島』
サウダージ・ブックスより、アサノタカオ随筆集『小さな声の島』を2024年4月上旬に発売します。
【書店様へ】サウダージ・ブックスおよびトランジスター・プレスの本は、直接取引を中心に販売と流通をおこなっています。取引条件をこちらで公開しています。「一冊!リトルプレス」からもご注文いただけます。
随筆集
小さな声の島
著者 アサノタカオ
発行 サウダージ・ブックス
定価 1800円+税
13
年末年始休業のお知らせ
2023年末の営業は12月28日(木)まで、新年の営業は1月10日(水)から開始いたします。12月29日から1月9日までの期間は休業しますが、オンラインショップの商品発送は通常通りおこないます。
静かでよい年末年始をお過ごしください。よろしくお願い申し上げます。
【お知らせ】渋谷敦志写真集『今日という日を摘み取れ』《国境なき医師団寄付キャンペーン》の報告
サウダージ・ブックスは、2023年11月25日から12月25日までの期間の渋谷敦志写真集『今日という日を摘み取れ』の売上金(57680円、19冊分)を、国境なき医師団「緊急チーム募金」に全額寄付しました。12月26日に国境なき医師団日本様より、寄付受付確認メールを受領しています。
同団体によるパレスチナおよび近隣諸国での緊急援助に必要な活動資金が、「緊急チーム」募金から充当されます。ぜひご支援を
【お知らせ】渋谷敦志写真集『今日という日を摘み取れ』の売上金を、パレスチナで緊急対応中の「国境なき医師団」に寄付します(2023年11月25日〜12月25日)
2023年10月以降、イスラエル-パレスチナ間の衝突が激化し、パレスチナ・ガザ地区の人道状況が著しく悪化していることが報道されています。
この情勢を受け、サウダージ・ブックスは2023年11月25日から12月25日まで、写真集『今日という日を摘み取れ』の売上金をすべて、国境なき医師団「緊急チーム募金」に寄付します。同団体によるパレスチナおよび近隣諸国での緊急援助に必要な活動資金が、「緊急チーム」
【お知らせ】旅心を誘う2冊セット「Reading on the Road」シリーズを発売します(特典のZine付き)
サウダージ・ブックスは、オンラインショップ限定の2冊セット「Reading on the Road」シリーズを2023年11月25日から発売します。
「Reading on the Road」では、海外文学/ビート/対抗文化/ヒッピーの精神を「今ここ」の視点で伝える、ボーダレスな物語をお届けします。
サウダージ・ブックスの本とトランジスター・プレスの本。旅心を誘う2冊をセットにして、オンライン
【新刊案内】(ま)&アサノタカオ『「知らない」からはじまる』新装版
サウダージ・ブックスより、(ま)&アサノタカオ『「知らない」からはじまる——10代の娘に聞く韓国文学のこと』新装版を2023年7月上旬より発売します。
好評につき版元品切れになった本書を、表紙のデザインのみシンプルなものに変更した「新装版」として再刊します。
【書店様へ】サウダージ・ブックスおよびトランジスター・プレスの本は、直接取引を中心に販売と流通をおこなっています。取引条件をこちらで公開
エッセイ集『じたばたするもの』の「はじめに」(大阿久佳乃)
中学の後半くらいから本を読みはじめた、と思う。いわゆる文学作品を読むようになったのがその時点で、それまでぼんやりとしか感じなかった言葉の重さや、その不思議、美しさが意識されるようになった。はじめは日本のものが多かったと思う。日本の近現代詩を読んで、エッセイと戯曲も少し読んで、あまり小説は読んでいなかった。
シェイクスピアやギリシャ悲劇が覚えているかぎり最初の、大きな海外文学体験だ。不登校のとき、