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一日店長タコス屋でChat GPTを副店長にお迎えした話

自己紹介

🌮この記事はCAMPFIRE Advent Calendar 2023、20日目の記事です🌮

こんにちは!
CAMPFIREでエンジニアをしているキャリーです。
技術やCAMPFIREに関する記事は他のメンバーが書いているので、今回は少し趣向を変えて、最近の流行りに触れながら実施したプライベートな取り組みについてお話ししたいと思います。

今回の挑戦:一日限定のタコス屋でChat GPTを活用する

先月メキシコに行った際に本場のタコスを口にしてとても感動したので、現在住んでいる鹿児島の田舎町にて地元の人にも本場の味を体験して欲しいと思い、知り合いのお店をお借りして1日店長をやることになりました。

ただ、飲食店をやるのもデザインの知識なども乏しいため強力な助っ人となるChatGPTを副店長として導入しました。これまで日常業務では命名やコーディングに悩んだ際に度々活用することはあったのですが、普段の業務でパソコンを使うことが少ない飲食業などではどのように活用可能であるのか疑問に思ったため、今回その過程と結果についてご紹介していきます

ChatGPTの生成:タコス屋に特化したAIの構築

まずはじめに、GPTsを使用して、タコス屋の運用に特化したChatGPTを作成しました。

GPTsとは、特定のタスクに特化するようにカスタマイズしたChatGPTのことで自然言語を用いて独自のChatGPTを作成することが可能になります。

GPTsの作成方法に関しては下記記事などを参考にしました。

実際に作成したタコス屋オープンに特化したChatGPTが下記になります。

手が3つあることについては優秀な証ということにしておいてください(笑)

ChatGPTの活用:タコス屋とAIの親和性について

宣伝用ポスターとメニューの作成 

まずはじめにタコス屋のポスターのデザインを協力してもらいました。イラストを描くセンスなどが皆無なので、大まかなデザインを作成してもらいそれを加筆修正することでポスターの作成を行いました。

ChatGPTが生成したイラスト

上記のように画像生成において文字の作成はまだ難しいようなので修正及び追記を行いました。画像生成AIがなぜ文字作成が苦手なのかについては下記記事がとても面白かったので気になる方は是非参考にされてみてください。

修正後のポスター

デザインに自信のない方や、より良いポスターを作りたい方におすすめです。メニューについても同様に作成しました。

タコス屋のメニュー

価格設定

次に価格設定を決めていきます。価格決定の際の要因についてChatGPTに聞いたところ下記の要因が返ってきたのでそれもとに価格の計算を行なっていきました。

上記の結果、出店場所が田舎であり、タコスを知らない人が多いことも含め1つあたり350円での出品を決定しました。

広告戦略

ポスターと出展内容が決定したので広告戦略について考えてもらいました。
準備が間に合わないものも多く全ての実施はできなかったのですが、地元の食材であるヒラマサや辺塚だいだいを使用することにより地元の方の関心を惹きつけ、また積極的にSNSでの拡散や口コミでの販売促進を行いました。

1日店長タコス屋の結果:AI活用の可能性を実感


3種類のタコス
盛況の店内

実際にタコス屋を開業してみて、地元の方が30人ほど駆けつけていただき、準備していたタコスが2時間ほど早く売り切れる結末となりました。メニュー準備や広告活動など時間の合間を見つけて行っていただのですが、AI活用のおかげでかなりスムーズにやるべきことを意識しながら準備を進めることができました。また、今回はできなかったのですがレシピ開発やSNSでのターゲットを絞った広告配信にもカスタマイズしたChatGPTは活用可能であると思います。


この記事が、技術と日常の創造的な融合に興味を持つ皆さんにとって、新たなアイデアの触発になれば幸いです。今後もAIを活用することによって、日常通じて身の回りにどんな新たな価値を生み出せるか探求し続けて行こうと思います。


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