正直、エンジニアをなめてた
3年の秋からエンジニアの長期インターンを始め、研修を終え、社内業務を支援するツールを作って、ありがたいことに内定を貰い、良い会社だったからそのまま内定を承諾した。
Javaでデスクトップアプリ作れるようになったし、MySQLも操作できるし、チームで開発もできるし、完全に初心者は卒業したと思っていた。それどころか「割とできるほうじゃね?」とさえ思い始めた。調子に乗った勢いでもっと腕試しをしてみたくなって、4年生なのにサマーインターンにエントリーしたり、現役エンジニアの人たちをフォローしたりしたんですよ
そこで気づいたんですよね。「俺、何もできねえじゃん」って
サマーインターンの課題を見てみたらあら不思議、全然解けなかった。ESでも当たり前のように成果物やポートフォリオ、研究実績の提出を求められる。
そうだよね。当たり前だけどさ、良い会社が求めてるのは「情報系学部・院の学生」か「高校ぐらいからプログラミングやりまくってた強い奴」なんですよね。たった半年インターンしただけの、初心者に毛が生えたやつは「未経験」とあんまり変わらないんですよね。当然ですけど
Twitterのエンジニアも、優しい人多いからこんな駆け出しエンジニアにも良くしてくれるんですけど、やっぱ感じるんですよ。あー俺同じ土俵にすら立ってないんだなぁって。多分俺のことなんて眼中にない人もたくさんいるんだろうなぁって
いやまあただ仕事するだけなら多分このままでもいいんでしょうけど、それじゃあもう本当にただ心殺してコード書くだけの機械になるんですよ。それじゃあわざわざこんなクソッタレな世界で生きる理由がないんですよね。本気で面白くて、役に立つもの作るんだったらそれじゃあだめなんですよ。
でもそのためには情報系の学部・院生とか、化け物学生エンジニアとかと戦わないといけないんですよ。演劇とか落語みたいに「自分のペースで、自分ができることを少しずつやればいい」って思っててもだめなんです。最終的にはそれでいいかもしれないけど、その段階に行くまでには金を産めるだけの技術力が必要なんです。そういう市場に参加したんだから、当然です
いやだからもう、成果物のアイデアが思いつかないとか、フレームワーク分かんねえとか言ってる場合じゃない。戦わなきゃいけないのは、同じ文系未経験ではなくて、今でもバリバリやってるあいつらなんです。ただでさえディスアドバンテージがあるんだから、彼らの何倍も努力しなきゃいけない。そうしないと追いつけない。
いやまあ勝ち負けの話じゃないですよ。でもね、やっぱり彼らと同じ土俵に立って、一緒に面白いもの作りたいんですよ。
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