【箇条書き】ニンジャスレイヤー入門【実際ワカル】
ドーモ、ヘビィヘッドです。
世の中にはニンジャスレイヤーの布教を目的とした、さまざまな入門用記事がありますが、正直まだまだ分かりづらいよね、と思っております。
「誤解されがちだけど〜」みたいな枕詞ばっかりで、なんか作品擁護みたいな雰囲気があるんだよね。
ってわけで、ニンジャスレイヤーってなんなのか、細かいとこは全省略して、箇条書きで概要だけを伝える記事を作ってみました。
それでも読むのがめんどくさいぜ!って方は、もしよかったら、目次から「フジキドについて」のとこだけでも読んでみて欲しい。30秒くらいで読めて、なんでこの作品が面白いのかが伝えられると思うので…
ニンジャスレイヤーは小説!
・原作アメリカ人/翻訳日本人
・昔は翻訳形式/今は共著
・Twitterで10年くらい連載してる
・アイエエエ!とかの変な日本語がでる
・いちいちツッコんでられるのは最初だけ。「そういう描き方」のハードコア小説
・「古事記にもそう書かれている」の元ネタ
・映画、小説、ゲームなど、フィクションへの造詣が深い程楽しめる
・いま3部作が完結して、主人公が変わって4部
・アニメ化(かなりクセが強い)とかコミカライズもしてる
ファンまわりの環境とか
・ファンは「ニンジャヘッズ」「ヘッズ」と呼ばれる
・信者みたいで怖いと言われがち。さほど間違ってないかも
・これは創作物に愛と敬意を持とうね、という共通意識から
・よって治安は比較的よい。無理に布教したり、表立って作品批判をする人は、仲間はずれになる
・作品に触れ始めた新規ヘッズを「ニュービー」と呼ぶ(あなたのことだ)
・ヘッズにはニュービーには優しくしよう!という気概があり、群がってちやほやしがち
・ファンアートが活発。 #ウキヨエ タグが使われている。
noteの話
・趣味でTwitter連載されてるわけではなく、作者は小説で稼いで飯を食うことに対して真摯
・その収益を主に担うのがnote
・サブスク制でボーナスコンテンツを売ってる。設定資料、限定エピソードなど
・Tシャツとかのグッズも売ってる
・完成度の凄いTRPGを売ってる。プレイ用のDiscordサーバ有
・ドネート(投げ銭)も受け入れてる
・推しキャラにドネートすると、推しのリアクションが個別に返って来るイベントが定期開催(すごい労力でファンを大事にしている)
・べつに課金しなくても連載は追えるし、無料公開のコンテンツも多い
第1部はこんな感じ
・舞台は未来都市ネオサイタマ。主人公フジキドがニンジャになり、妻子の仇打ちをする話
・ジョジョみたいな異能力バトルものだと思ってOK
・敵はネオサイタマを牛耳るヤクザ組織、ソウカイヤ
・ソウカイヤのニンジャが市民に非道行為を働く→フジキドが殺す、が基本構造のダークヒーローもの
・ケレン味が強く、かなりパンチの効いた読み味が特徴
・フジキドが無法な強さで片っ端から構成員を殺すので、ソウカイヤは壊滅
・ソウカイヤのボスを殺したフジキドは、もうひとつの仇の存在を知り、キョート共和国へ
第2部
・単身キョートに来たフジキド。だが敵組織、ザイバツはソウカイヤと違い狡猾/巧妙で、なかなか尻尾を出さない
・ザイバツはおぞましい支配計画を企み、市民を平気で虐殺するとんでもないカルト連中
・フジキドはキョートの私立探偵ガンドーとコンビを組みザイバツに挑む
・新キャラがいっぱい出て、仲間も増える
・1部と比べて描写が緻密になり、重い展開もちらほら
・孤独な復讐鬼フジキドの心境にも少しの変化が起こる
・フジキドはキョート城に攻め入り、死闘の果てにザイバツを滅ぼす
第3部
・妻子の仇討ちを終えて生きる意味を失ったフジキドだが、ある事件をきっかけに再起。戦友・ガンドーに倣って、探偵業を始める
・やがて、ネオサイタマを蝕む巨悪の影がちらつく。敵はネットワークを完全掌握し、政治、経済の面から世界征服を企む秘密結社アマクダリだ
・見えないところで、悲鳴を上げられない弱者が消えていく。ネオサイタマが漂白されていく
・アマクダリは理論武装も完璧なので、フジキドはイマイチ完全燃焼できず、死にかけたりする
・だがフジキドは完全再起した。己の生き方を見出し、アマクダリとの決戦に挑む
・ニンジャスレイヤー・フジキドの物語はここで完結する。
第4部
・連載中
・新たなるニンジャスレイヤー、マスラダ・カイの物語
・これまでの1話完結型とは打って変わり、大河ドラマのような連続型の長期連載形式となる
・3部からは10年経っている。続投キャラもだいぶ様変わりしている
・あらすじは長すぎるので割愛するが、主人公マスラダの怒りを買った悪い奴が順番にしばかれていく話
フジキドについて
・1〜3部主人公。寡黙で誠実。義理堅く、奥ゆかしい男
・愛する妻子を殺されて復讐鬼になる
・しかし根が優しいので、なんやかんやで勧善懲悪をベースに動いてしまう
・無限の苦悩の果てに復讐の戦いを選んだ
・真面目すぎてポンコツになることも
・ファイトスタイルは攻守を極めた万能パワータイプ
・ニンジャが憎い
・時々なんでもニンジャのせいにする
・憎きニンジャの戦意を削ぎ、尊厳を破壊するため、変な登場の仕方をする
・冷蔵庫を開けたらフジキドがいる
・タクシーに乗ったらフジキドが運転していた
・うるさいソバの食い方をする奴が居ると思ったらフジキドだった
マスラダについて
・4部主人公。若い
・ふてぶてしく、凄まじく芯が強い
・フジキド以上に寡黙。心を許すと喋る
・「関係ない」「どうでもいい」が口癖だが、眼前の暴虐は絶対に許さない
・子どもにはやさしい
・ツンデレ
・デレ比率1%くらい
・再生力を頼りに野生動物じみて喰らいつく、捨て身のファイトスタイル
・全体的にネコっぽい