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【モンハンサンブレイク】一番えっちな装飾品考察

ドーモ、ヘビィ・ニンジャです。

さいきん、死都ツイッターランドでは心にグサグサ刺さるような、厭わしいものを見る機会が増えた。おれの心はズタズタに引き裂かれ、通常弾に救済を求めた。ヘビィボウガンを担ぐことでおれは世界から独立し、ひとときの安らぎを得ることができる…。

そうして、月華妃竜砲のLv1スロット×2に早填珠を2つ嵌め込みながら、新たな装備構築を考えていたときだ。

とつぜん、気がついた。

装備に装飾品を嵌め込むという行為は、極めて耽美である、と。

気がついた、というのは正確には違うのであろう。これはきっと誰もが既に知っていたことだ。ただ、それを言語化し、体系的に考察したものはあまりいないのではないか?ということに思い当たったということだ。

おまえらはどうせこの記事のタイトルを見て、「えっち」の3文字に釣られてノコノコと読みにきたえっち野郎に違いない。おれはただ、装飾品の嵌め方に愉悦や、背徳や、奇妙な昂りの感情を抱くことってあるよね、ということを端的に表現するにあたり、えっちという表記が本質的であろうと考えたまでのことだ。おれは滅多なことでは下ネタを言わない。おまえたちは全員スロットに何かをはめるからえっち!みたいな中学生みたいな発想しか持っておらず、どうしようもない。今日はそんなえっち野郎どもを、めくるめくえっちな装飾品の世界にご案内するとしよう。

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倒錯した装飾品配置がもたらす快楽

まずはひとつ、簡単な思考実験をしよう。

条件1.おまえはLv4装飾品の「跳躍珠Ⅱ」を装備に組み込み、回避距離UPLv2を発動させたいと考えている。
条件2.武器〜護石の7部位の全てにLv4スロットが空いており、どこにはめてもよい。

さあ、おまえは跳躍珠Ⅱを、どの部位にはめるだろうか?おれの予想では、多くの人は脚・腰・護石にはめるのではないかと考えている。もちろんこれは個々の感性によるが、回避に関係するスキルは足回りに付いている方が気持ち良いのではないだろうか?これこそが装飾品配置フェティシズムである。このフェティシズムには装飾品とはめる部位の関連性だけにとどまらず、同じ種類の装飾品を近い位置にまとめて配置したい整列フェチ、グラデーションになるように配置するなど、装飾品の色に意味を持たせている色フェチ、スキルレベルの高くなるものほど上の方に配置したいレベルフェチなどなど、様々な配置フェチが存在することがわかっている。ほとんどが無害な配置嗜好ではあるが、中にはLv3〜4のスロットにLv1装飾品を詰め込むことを好む者もおり、これは見た者の多くに不安を抱かせるため、デカスロフィリアと呼ばれ、特殊配置癖とみなされることもある。他の特殊配置癖としては、全てのスロットに同じスキル系統の装飾品を詰め込んだうえ、公共の場でそれを露出・陳列する事例が複数確認されている(笛吹き名人が多い)

一方で、「装飾品なんて、どこにはめても効果は同じだろう」と考える人もいるはずだ。この人たちはフェティシズムの外にいるのだろうか?否である。何かの扱いが極端に粗雑であることもまた、嗜虐的なフェティシズムのひとつであると、おれは考えている。装飾品の配置に興味が無いと答えたプレイヤーを集めてLv4スロットにはまった供応珠を見せ続けたところ、全員が泣いて謝った、という実験結果もあるようだ。人類は装飾品に無関心ではいられないのだ。

さて、多種多様な装飾品配置フェチであるが、これらに対して、どれが正常で、どれが倒錯であるという視点を持つことは難しい。まさに多様性の世界なのである。異なる装飾品フェチの保有者たちは、互いの視点から等しく倒錯しているのだ。この倒錯を自己認識できた場合、それは背徳感となり、強い興奮を惹起する。「ほんとはドコにはめたっていい跳躍珠をわざわざ脚にはめちゃう倒錯」「穴があれば何処へだって跳躍珠はめちゃう倒錯」は等価値であり、且つ、強いスリルを秘めているのだ。

人類はスリルに直面したとき、強い興奮を覚えるようにできている。モンスターハンターをプレイしている読者諸氏に今更これを説明するべくもあるまい。スリルには依存性があり、これが悪い方向に傾くと、万引きや不倫や悪質運転の常習者となってしまう。装飾品をはめるということは、それ自体がスリリングなイケナイコトであり、強い依存性を持つ行為なのである。おれたちが傀異錬成にはげみ、スキルシミュレータを回し、熱心な装備作りに邁進する理由は、この装飾品をはめるという行為への依存に他ならないことがお分かりいただけるだろう。思い返せば、MHXXのネセトシリーズやMHW:Iのドラゴンβシリーズは極めて蠱惑的な装備であったはずだ。

おまえたちは一度、自分が装飾品をはめ込むときの様子に客観性を持った方がいい。息を荒げ、震える手で、頭のてっぺんから爪先まで丁寧に装飾品をはめ込んでいくおまえの姿はまぎれもないえっち野郎である。本当に反省していただきたい。

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えっち度の高い装飾品配置

ここまで、できる限り平易な言葉で装飾品を配置するという行為が如何にえっちであるかについて訴求してきたが、おまえたちにちゃんと伝わっているかにはあまり自信が持てていない。つまり、

装飾品のはめかたってかなり個性が出るよね!フェティッシュでなんだかドキドキするよね!アレ?これってなんだか…えっちなのでは!?

…ということを言いたかった。わかったか。わかったな。わかったところで、ここからはヘビィ・ニンジャが厳選したえっち度の高い装飾品配置パターンの事例を紹介していく。装飾品フェティシズムへの理解を深める一助となれば幸いである。

カイザーXクラウン×点射珠

おだんご暴れ撃ちLv1の活用に必要なスキルだ

カイザーXクラウンにはLv1スロットが3つ空いており、ここに全て点射珠をはめこむことでブレ抑制Lv3を発動することができる。「眼」や「呼吸」など、頭部に関連する器官や動作によってブレをコントロールすイメージを持つプレイヤーは、凄まじい解釈一致の法悦を味わうこと必定であろう。ただし、この防具は傀異錬成によってスロットが増えている場合が大抵だと思うので、最近はあまりみないシチュエーションかもしれない。
えっち度★★

王国騎士重弩プライド×治癒珠

回復機関竜弾の採用を検討していた

あまりにも背徳的な組み合わせだ。おれはこれを思いついてしまった時、己に宿る獣の邪悪さに戦慄した。プライドといえば、絶対に回復しない王国騎士、ルーチカさんの得物だ。彼女はモンスターに背を向けての回復行為を善しとしない。この武器の名前は、彼女のモンスターに対しての不退の覚悟そのものであり、狩人としての尊厳ですらあるのだ。そこに治癒珠をはめこむとは、なんたる冒涜、なんたる頽廃であろうか…
えっち度★★★★

月華妃竜砲【煌撃】のLv3スロット×巧緻珠

嗚呼

月華妃竜砲は3-1-1のスロットを持った通常ヘビィだ。装填速度は「やや遅い」なので、冒頭に書いたように後ろ2つのLv1スロットには早填珠をはめるのが心地よい。そして、Lv3スロットには、大抵の場合は強弾珠が入る。強弾珠Ⅱを他の部位に組み込めば、通常弾強化Lv3が簡単に発動できるというわけだ。
だが、もしも、傀異錬成や護石によって武器スロットに頼らずに通常弾強化を発動できるとしたら?このスロットには何をはめるべきだろうか?その答えのひとつが巧緻珠だ。チューンアップというスキルは武器そのものの調整を連想させるため、武器スロットへの装着に対しての解釈が一致する。レア度10は月華妃竜砲に相応しく、その鈍色にはミリタリ感があり、これも月華妃竜砲のデザインとよくマッチしている。また、『巧緻』とは細部までよく作り込まれていることを意味する言葉であり、至高の芸術品たる月華妃竜砲を表すのにこれ以上の言葉は無いであろう。月華妃竜砲のスロットに巧緻珠をはめこんだとき、おれは究極のパズルを解き、世界の秘密を暴いた気持ちにすらなり、多幸感から泣き出してしまった。おれはこの組み合わせが一番だ…と結論づけた。
えっち度★★★★★★★★★★(えっち!!!!)

今こそ自分を解き放て

装飾品配置フェティシズムは、誰の中にも或る。認識しているか、していないかの違いである。おまえにも己自身を知る時が来た。ありのままの欲求を、装飾品スロットにぶち撒ける日がやってきたのだ。さあ、全てを曝け出せ。悦びを分かち合おう。おまえの好きな装飾品はなんだ?どの武具の、どのスロットにはめるのがお好みだ?おまえは今、深淵なる装飾品配置の世界に足を踏み入れた!おまえのハンターライフにちょっぴりのスリルがあらんことを!

(ヘビィ・ニンジャ)


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