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【MHST2】マムソロ10分切ったので覚書き

ドーモ、ヘビィ・ニンジャです。モンスターハンターストーリーズ2のタイトルアッポデートで登場したマム・タロト討伐の共闘クエストをソロで10分以内にクリアをして、これは完全にすごいことだが誰も褒めてくれそうに無いので自画自惨の記録を残すことにした。ソロとはいえ厳密にはA・Iの操作するNPCが機械的についてくるのだが、コンピューターやろうにおれの心の空白を埋めることはできなかったので、これは明らかにソロだと断言できる。

ブラキとゼクスをころす用のオトモン

このクエストをクリアするためにはマム・タロトをころすだけでは足らず、その辺をうろついている人畜無害なライゼクスとブラキディオスを血祭りにあげて己の無慈悲さを証明しなければならない。こいつらは前座に過ぎず、こいつらにもたついているようではとうていマムになど敵わない。初手デスホーンで確実にころさなくてはならない。オノノクスにハサミギロチンをおぼえさせていけすかない頑丈持ちをたくさん処刑してきた前世の記憶が蘇る…。デスホーンの発動確率は30%と言われているが、おれの計算では当たるか当たらないかなので発動率は50%であり、ライゼクスとブラキデォオスの2ひきに当てるので50%+50%=100%、つまり確実にころすことが可能だ。おれはデスホーンをあしひきの山砲の御車という名前のタマミツネに覚えさせた。名前の由来となったMHX初登場のヘビィボウガンは反動軽減無しでも貫通弾をばら撒けるので継戦能力が高く、各種水冷弾の扱いも最高クラスの名砲だ。こんなヘビィボウガンがあるのにわざわざMHXXから重役参戦したグラビモスは動くマト以外の何者でもなく、貫通水冷弾の前になすすべもなく死んでいった…。タマミツネは突進による高速移動が可能で、クエスト開始直後に突進をはじめればライゼクスまでノンストップでたどり着けるため採用した。可能な限り最速で行動させるためダンサーもつけている。タマミツネにはツノが無いためデスホーンを撃つと尻尾を顔面にたたきつける。「ツノとは…?」みたいな突っ込みや冷やかしは完全に野暮だ。おまえたちはタマミツネの尻尾の恐ろしさをまるでわかっていない。タマミツネは見た目が綺麗なのであのモサモサの尻尾も3000円くらいするシャンプーみたいないい匂いがすると思われがちだが、実態は魚ばっかり食ってる水棲生物の濡れた体毛であり、おまけにこれを常に地面に擦りながら歩いているのだ。だれがどう考えても使い古したボロ雑巾の匂いしかするはずがない。顔面を雑巾パンチするのは限りなく卑劣で陰湿なハラスメントであり、この事実がTwitterなどで拡散され炎上してしまうとやった方もやられた方も社会的な死を迎えるリスクが限りなく高い。タマミツネはそのリスクをおかしてまでデスホーンを撃っているのだ。そもそもツノなしで何が悪い。おれは前前世でラージャンにツノを折られてトボトボと霊峰ガガゼトを下山してきたキリンをオトモンにしたことがあるが、キリンは最終的に竜剣でMPを回復しながらラ系魔法をバンバン撃つ恐るべき戦士に成長し、ラージャンからLv3キースフィアを何度も盗み、土下座で赦しを乞うまでに追い詰めた。…キマリを役立たずだと思ってる奴は所詮浅はかなライトゲーマーであり、ストーリー中ではヘイスト撒き要員にも貫通持ち中速アタッカーにも黒魔法使いにも育てあげられるスタメンとして八面六臂の…今はこの話はいい。とにかく竜剣が黒魔法とはダメージ計算式が違うのを忘れるな。デスホーンとダンサーがついてて、初手デスホーンが撃てる絆ゲージ量を持つ突進持ちならどのオトモンでもいいかもしれないが、タマミツネは全体的にシュッとしているため、そこらの地形に引っかかりにくかったり、途中ですれ違うアグナコトルの脇をなんとなくすり抜けやすい気がするので採用となった。ティガレックスはシュッとしてないので引っかかるに違いない。ほんとうのところはよくわからない。

マムをころす用のオトモン

メインディッシュのマム・タロトをころすのは撃滅の砲火という名前のネルギガンテのしごとだ。ネルギガンテの趣味は古龍をたべたりすることなので、適材適所といえる。趣味を仕事にしてしまうのはスランプに陥った時にかつて本当に大好きだったことができなくなってしまうリスクを孕んでおり、軽率に推奨されるものではないとおれは考えているが、撃滅の砲火は今回のオファーを快諾してくれた。やつはプロだと思った。撃滅の砲火はモンスターハンターワールドに登場したヘビィボウガンで、そこそこ強いの散弾ヘビィであった。同作はヘビィボウガン全体の性能がかなりわるかったので、強いというよりは他のヘビィと比べて比較的マシ、という程度ではあったが。続くモンスターハンターワールド:アイスボーンでは撃滅の砲火【戦】に強化。極めて高い攻撃力にまずまずの通常弾の射撃性能を獲得し、LV3徹甲榴弾が撃てる機関竜弾ヘビィとしては唯一のブレ中であったため、インフレが超加速した末期環境でも使おうと思えば使っていける名ヘビィであった。ちなみに何故か水冷弾が撃てる。過去作においては素材元のモンスターの弱点属性弾に適性がある逆張りヘビィ(ギガン=バールやカーマヒトバーレなど)や、多様な弾が扱える汎用性のもとに複数の属性弾が扱えるヘビィは散見されたが、縁もゆかりもない属性弾がなんの脈絡もなく装填可能となっているケースはかなり珍しい。マムの弱点はパージ前が雷、パージ後が氷となっているが、雷や氷のアクティブスキルは追加効果が貧弱でビンゴも揃えづらいため、各属性のオトモンではなく無属性フルビンゴのネルギガンテ1ぴきでころすことにした。ネルギガンテはライドアクションとして咆哮をおぼえており、マムの逃走経路に非人道兵器マキビシめいて設置されたオルタロスとババコンガをだまらせることができるのも採用理由だ。オルタロスを踏むとどんなに好調な展開でも全て水の泡だ。オルタロスを踏んではいけない。

撃滅の砲火の採用スキル

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ヴェノムストライク(パワー)
特に追加効果には期待できないが、パワービンゴが成立しているため単純な火力が少し高い。パージ前の序盤3ターンにしか出番がない。滅尽砕でもいいと思う。
ヘルブレイカー(スピード)
発動率は低めだが高い攻撃力に加えて相手の防御力を劇的に低下させる追加効果があり、きわめて強力。スピードタイプのためパージ前後のどちらにも活躍機会があり、ダブルアクションでハンマーの溜め段階を伸ばしながら撃つかたちとなる。
千裂爪(テクニック)
十分な攻撃力に加えて、裂傷状態を誘発する強力なスキルで、タイム短縮の要。ネルギガンテは素早さが高くないため、ダブルアクションで出せばターンの頭、素で撃たせればターンの最後に発動させやすい。共闘パートナーの絆技や、主人公ライダーのスピニングメテオに裂傷状態を合わせるのが大事だ。
猛撃の咆哮(バフ)
パンプアップと並ぶバフスキルの筆頭だが、主人公ライダーの武器攻撃や共闘ライダーの攻撃も無視できない重要ダメージ源であり、無属性ビンゴの足しにもなるためこちらを採用。開幕に自発的に使ってくれるのが最良だが、ダブルアクションが狙える時はそちらを優先で構わない。パージ前は7ターン前後、パージ後は10ターン未満で仕留めるのが目標なので、効果が切れた後のかけ直しはロスに繋がることがおおい。効果ターン中に最大火力を叩き込めるよう、発動タイミングをコントロールできるのが望ましい。
付与率アップ(パッシブ)
千裂爪の裂傷不発防止と、ヘルブレイカーのデバフ率アップに採用。特大遺伝子が集められなかったので大を1段階強化しただけだが、効果は十分得られている。
無属性攻撃強化・体力増強・破棘滅尽旋
無属性攻撃強化は必須。他はビンゴ用。もともと汎用オトモンとして作ったが白疾風に出番を取られた名残とも表現できる。

共闘パートナー

パートナーはモノブロス亜種を連れたキュロス一択となる。ラギアクルス亜種を連れたクシャナは一見相性が良さそうだが、ラギアクルス亜種は部位破壊ダメージに貢献しない全体技のプラズマブラスターを撃つ可能性があり、絆技演出も長いためタイムロスに繋がる。クシャナ自身もマムと相性のわるい火属性の片手剣を持っている。キュロスとモノブロス亜種は全ての攻撃行動が部位破壊に貢献する上、絆技演出も短く、先述のヘルブレイカーより効果は低いが防御力デバフ効果のあるブレイクホーンを使ってくれる。キュロス自身もパージ後のマムに相性のよい氷属性の笛を持っており、演出が長く地味にタイムロスとなる攻撃スキルも持ってない。まさしくマムをころすために生まれ出でた存在と言えるだろう。キュロスは口がへの字気味でパッと見はとなりのトトロのさつきちゃんに似ているが、油断したやつを全員デスホーンで葬ってきた情け容赦ない戦闘AIだ。しょせんコンピューターやろうとキュロスをナメてかかったやつは二度と帰ってこなかった。キュロスはおれの真の友だ。キュロスをばかにするやつはゆるさん…ウォークスとケビンはマム保護団体の構成員であり、妨害を目的として参加してくるため、連れて行ってはならない。

ライダー

ライダーの武器はパージ前は雷属性のハンマー、パージ後は氷属性のハンマーのみを使用する。スキルは重撃特・集中ハンマー特・全力大を採用した。ライダーのやることはシンプルで、ダブルアクションでハンマーを溜めてスピニングメテオをぶち当てることだ。大角ダウン・裂傷状態・猛撃の咆哮による攻撃バフ・ヘルブレイカーの防御デバフなど、スピニングメテオの威力を飛躍的に向上する要素が多いので、これらの条件がなるべく重なったタイミングで撃たなければならない。集中の発動確率はさすがに信頼できないが、発動すれば10分切りにかなり近づくだろう。おれが達成した時は発動しなかった。基本的に回復する必要は一切ないが、マムのどの攻撃にも1発は確実に耐えられる耐久力は欲しい。

クエストの流れ

集会エリアに入って最初にやらなければならないのは、タマミツネにライドしてクーラーミストを使用した状態でクエスト開始を押すことだ。これらの状態は維持されたままクエストがはじまるのは覚えておかなければならない。クエストが開始したらBボタンで即突進を開始、このとき真の友キュロスが隣にいなかったらロビーに戻って1からやり直しだ。キュロスを無事に引いたらゼクスまでノンストップで突進し、デスホーンでころす。ゼクスからブラキまでもノンストップで突進し、デスホーンでころす。途中のアグナコトルは華麗なミツネ捌きでかわせ。絆を信じろ。ここまでがスムーズに進行すれば、あとはマムを倒すだけだ。入れ替え直後のオトモンは攻撃の威力に0.9倍の補正がかかるので、戦闘前にネルギガンテをトップオトモンにするのをわすれてはならない。パージ前は部位破壊をすればいいだけだが、共闘パートナーの動向に注意だ。とくに破壊寸前の部位に絆技が当たってダメージロスが発生するのは避けなければならない。また、パージ直後は次のターンに1ダメージ当てることで戦闘終了となるが、ここで絆技を撃たれてしまうとタイムロスとなる。投げナイフなどで阻止しなければならない。このまで細やかなタイムロスのことを書いたが、コマンド選択や戦闘エフェクトに多少時間がかかることよりも討伐ターンが1ターン伸びることの方がロスが大きいので、最小ターンで討伐できるようなコマンド選択を誤らないことが肝要となってくる。あとはパワーだ。最終的にはパワーが全てを解決する。怪力のオフダを捧げよ。そして殴れ。とにかく殴れ!とことん殴れ!奴の体力を削り切れ!

実質ヘビィボウガン

正直、このチャレンジはオトモンのスキル選定を終えた時点で成功がほぼ確定しており、あとは試行回数の問題だった。これは使用したい弾種と執りたい戦法から逆算して装備を構築したり、アイテムポーチの中身を選定するヘビィボウガンの運用とほとんど同じであると感じた。MHST2が実質ヘビィボウガンの物語であり破滅レウスがヘビィボウガンのメタファーであることは周知の通りだが、ゲーム内容も限りなくヘビィボウガン性の高いものであることが改めて証明される形となった。モンスターハンターワールドでマム・タロトが初登場したときはヘビィボウガンとの相性が絶望的に悪かったので、「あの時はごめんね」という開発からのメッセージであるとおれは解釈した。おれはしばらくヘビィボウガンの無い世界で過ごしたが、そろそろ帰るときがきたようだ。ヘビィボウガンを信じさせてくれてありがとう。さらば、マム・タロト。

(ヘビィ・ニンジャ)


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