日記 感想完走したい
洋画特有の、これからキスするな…っていう間と、ああ、このキス邪魔されるな…っていう間。
愛について(笑)じゃねーんだわ、こっちはもうなりふり構っていられないんだよ!
漫画の感想。
「カラオケ行こ!」について。
合唱部にいるということで、ガサツな男がエロ画像を見ている間に過ぎる変声期というものを無理なく劇的なものにしている。素晴らしいよ、この設定。
映画でも思ったのが、最後に歌う「紅」で総実君の青春が音を立ててジリジリと燃え尽きていく感覚。ヒリヒリするね。
変声期って、ある種神聖なものでもあって。いわば、天使が天使じゃなくなるという感じか。かの古代ローマでは少年愛が法文化すらされていたらしい。それは流石にやばい。
「なぜあんなにも感情がこぼれてしまったのかわかりませんでした」の独白、良い。「でもワケもわからず涙が出ることってあるじゃないですか。」←ある。
おれは喉仏が出ていないが、とても出ている同級生がいた。そいつはなんか「男らしい」みたいな理由からか、ちょっと女の子からモテていた。
桃源郷が怖い。
元来、少年が桃源郷(といっても、ささやかなものであるとなお良い)の中で生活していて、それが些細な理由や大きな天災などによって精神性や関係性、未来までもがぐちゃぐちゃに崩壊するタイプのBL(に限らず)作品※が好きなので、和山やま先生の作品はいわば崩壊のしない桃源郷のように感じてしまい、恐怖心すら感じる時がある。
大きな幸福が目の前にあったとして。それを両手を広げて、捕まえられる自信が、おれにはない。自分の話はいい!
逆に言うと、こんなにも美しく幸福な世界が他にあるだろうかと思う。それに尽きる。
学生のころ、こういうのが嫌だったなぁとか、こういう心の動きがあったなぁとか、自分がBLやなんかが好きだと気づくはるか前のことを思い出す。
作品の話をすれば、「夢中さ、きみに。」の林君は、セクシーな魅力に溢れているキャラクターだ。セクシーとは「すきま」であって、それはときに反社会性を帯びてすらもいると思う。反社会的と言っても狂児のようなものではなく、お金やなにか目的や代償を欲さない、衝動のままでなにも生産しない行動というのは間違いなく反社会的であり、セクシーこの上ないと感じる。
ありがとうございます。女の園の星も楽しみです。
※AKIRA、ドラゴンヘッド、ライチ★光クラブ、ダンガンロンパなど。
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