魔法使いのAPEたちへ
最近は怒っても祈ってもいなかった。
どこへ行っても何をしても、「社会」の存在を感じてしまう。
コンビニ。店員さん。お金。レシート補充のサイン。自動ドア。工事現場。道路。当たり前だけれど全て誰かの仕事で成り立っているものという感覚が過剰に感じられ、自分がすぐに、そんな社会からドロップアウトしてどうしようもない人間になってしまうという感覚を覚えた。
それでもいい。それでもいいのだが、それが怖い。
更新したNOTEも、ツイートも、どうも切れ味が悪いと感じてしまった。
日々外に出た。家の中でじっとしている日は1日も無かった。そのくせ得たものはそんなに無かった(ような気がする。)
スニーカーを売った。
A BATHING APE ベイプスタを、NIKE×Off-White ダンク (パイングリーン)を、手放した。
エアジョーダン含む何足かを残して、気に入っていたものも売り払ってしまった。
Instagramとかで、スニーカー系でフォローしてくれた人にはちょっと悪いけど。
服もいくつか入れ替えるつもりだ。
Off-WhiteのTシャツも、lonelyのパーカーも。BAPEのシャークパーカーは中学生の頃古着屋で見て、初めて欲しいと思った服なのでとっておきたい。そういう初期衝動的価値観は大事なので。
あの時好きだった、悪魔神ドルバロムもとっておいてある。
16、17日出勤しろと上司から連絡がきた(19日までは在籍期間)。もし自分のミスで呼び出しだとしたら申し訳ないと思うけど、もう事実上辞めてるんだし怒るために呼び出したのなら、それは意地悪だよ。
思えばおれは昔から職員室に呼び出されたりしてばっかりな気がして、その連絡を受けた時に、情けなさ、恥ずかしさ、自分に対する嫌悪感、会社に対する怒り(これは逆ギレ)や苛立ちが戻ってくるのを感じた。
いいね。これは良い怒りや祈りになるよ。
髪型は変えた。ケータイも変えたし、新しい職場も探す。服の系統も変える。街で見かけても分からない程度にね。胸に溢れる言葉はもう、切り開くため振るうよ 身を守るためじゃなくて
だからもうどこへだって飛んでいくから、気紛れにも思い出さなくていいよ
と、思ったのでありました。
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