見出し画像

人口動態統計 2022.05追加

7月22日に5月分の人口動態統計(速報値)が公開されました。

前回の手法に習い,ばらつきを検証してみます。
5月の過去10年間の推移をみると以下のようになります。

近似直線とのばらつきは,

σで除したら,

前年比でみると増加は2839人ですが,昨年の5月が急激に増加しているので近似直線からは大きく外れ,
5月 2.69σ  1.70σ
となります。
2σを超える個所を赤色で示していますが,最も大きいのは2011年5月で東日本大震災で亡くなった方がカウントされているためです。
ちなみに,増加傾向を考慮せず,10年間のばらつきだけでみると
5月 3σ
となります。
本来,4月~6月は気候が良くなり死者数が最も減りばらつきも小さくなる期間です。
2σ超,3σ超というのはやはり異常です。


過去のデータを見ると,年や月によってばらつきはありますが,増えたら翌月は減り,減ったら翌月は増える,という具合に年間で見ると自然に帳尻が合うようになっていました。
しかし,2021年4月以降,前年を下回ることがなく,前年より増加しっぱなしというのは過去にはなかったことが最初のグラフからも分かると思います。
2022年の2月3月は特に異常ですが,その月だけが異常なわけではなく,この1年間ずっと異常が続いているのです。

過去10年間の死者数の前年比増減を一覧すると下記のようになります。

2022年は5月までで2021年を除くすべての年の増加数を超えています。
さらに,過去10年間の1~5月の死者数合計を示したのが下の図です。

近似値とのばらつきを算出すると

となり,この5か月間だけで,如何に2022年が異常な状態かが明確にお判りいただけると思います。
このような異常事態が続いているにもかかわらず,政府は今後も詳細の調査も対策も実施しないつもりなのでしょうか。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?