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アドバイザリーボード資料が示す現状と未来

11月17日に「第59回新型コ口ナウイノレス感染症対策アドバイザリーボード」が開催されました。
10月20日,31日に投稿した記事

で本会議資料の"ワクチソ接種歴別の新規陽性者数"というデータを取り上げました。「10万人あたりの新規感染者数」が接種者は未接種者よりも10倍少ないことを示す表です。最新のデータが公開されましたので,10月4日~11月7日までの各週のデータを並べてみました。

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前回同様,それぞれの新規感染者数のみを抜き出して,感染者総数に対する比率で表し,比率が50%以上を黄色で着色したものが以下です。

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新規感染者数は,接種者,未接種者,総数のいずれも日を追うごとに減少していますが,この表の未接種と2回接種の比率のみを抜き出し週ごとに並べると以下のようになります。

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2回接種の感染者の比率が徐々に高くなっています。
総数,未接種,1回接種,2回接種の感染者を10/4~10の週を100%としたときの各週の感染者数の比率は以下のようになります。

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未接種の新規感染者数は1カ月で1/5強に減っているのに対し,2回接種者は1/2弱までしか減っていません。でも10万人当たりに換算すると母数は圧倒的に接種者の方が大きいので,接種者の方が感染しにくいと見せる,印象操作ですね。
では,接種した人の重症率や死亡率はどうなのか?
過去には,感染者や致死率を接種・未接種で分けたデータも公開されていました。

ワクチン接種歴別の新規感染者数(0412-0715)
コロナ感染陽性者のワクチン接種回数と致死率

ですが,残念ながら,現在は重症者・死亡者の接種・未接種に分けた人数や比率はどの会議資料にも記載されていません。

そこで海外を見てみます。
このアドバイザリーボードでは,追加接種を押し進めるために,ワクチソ先進国の米,英,イスラエルのデータを参考資料として出しています。
イスラエルのデータから,なかなか興味深いことが分かります。

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3月以降,1回目,2回目の接種者は頭打ちであまり増えていませんが,7月から急激に新規感染者数(太青線)が増加し,8月は過去最高を記録しています。7月に追加接種を開始し,8月,9月と追加接種者が増えてくると,新規感染者数がほぼゼロまで劇的に減少しています。
それに合わせて,入院者数(オレンジ線)も新規死亡者(紫線)も新規感染者の後を追うように増加し,同時にピークをむかえた後はいずれもほぼゼロあたりまで減少しています。
厚労省は,この結果をもって「追加接種で感染,入院,死亡,ぜーんぶ激減してて効果絶大だー! 日本も打つぞー!」という思惑なのでしょう。

でも,よく考えてみましょう。
完全接種者が追加接種しようがどうしようが,未接種者の重症化や死亡には関係ありませんから,8月のピークの原因が未接種者であるなら,いくら追加接種が増えても入院・死亡者数は減少しません。
ところか,ほぼゼロまで減少している。それが追加接種の効果であるなら,8月のピーク時の入院者も死亡者も,その殆どは2回接種者ということになるはずです。
もし,追加接種が未接種者に影響を与えるとすれば,接種済みの感染者が減少し,未接種の人に感染させなくなって,入院・死亡も減少した,ということぐらいでしょう。

米国も見てみましょう。

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イスラエルとほぼ同じで,追加接種の増加に伴い,新規感染者数,入院者数,新規死亡者はいずれも9月をピークに減少しています。しかし,追加接種があまり伸びておらず,それぞれ1/2程度の減少にとどまっています。
未接種者の感染,入院,死亡のいずれも追加接種の進捗には関係ないので,やはり2回接種者の入院・死亡が減少したということになるでしょう。
日本の現状はデータが無いのでわかりませんが,これらの国では,感染者,入院者,死亡者の多くが接種者であり,これが明日の日本の姿です。

このグラフを読み解くことで,
「未接種者が感染を拡大している」
「未接種者が重症化している。死亡している」
「だからワクチソが必要だ」
という理屈は,もう通らなくなります。

「第6波が来るぞー」とメディアは煽っていますし,当然,そういう計画なのでしょう。2月から追加接種開始ということは,年末年始あたりには第6波が始まるのかなぁ。
その時は,日本もイスラエルや米国と同様な傾向となるのでしょうね。
第5波の時は,感染者激増にもかかわらず死亡者はさほど増えませんでしたが,これらの国を見ると第6波はそうはいかなさそうです。これだけ接種率が高くなると,病院は2回接種の患者で溢れ医療崩壊は必ず起こります。
何十万円もする治療薬を大量に購入したのは,このため? 自分の金じゃないから,税金を好き放題に使って,製薬会社のご機嫌取りですか。イベルを使っても製薬会社は儲からないからね。
その見返りは何なんですかね。

また,感染が過去最高を記録している欧州各国も,イスラエルと同じ状況なのだろうと思います。各国政府も,感染者の殆どが2回接種済の人だとわかってて,それでも接種の義務化と接種証明導入をしているということは,感染を拡大させながら市民を分断させようとしてるとしか考えられません。
未接種者の外出禁止令は「未接種の人は危ないから外を出歩かない方が良いですよ」という警告なのかもしれません。
(いやいや,その前に義務化とVパスやめろよ)

日本もそうなっても,まだ接種証明・検査パッケージってやつを押し付けるんでしょうねぇ。
こんな,理屈の通らないことが世界中で行われているのに,日本人はメディアや政府の言うことに何の違和感も持たない。
Vパスあればイベントも 旅行も制限なし! ってご褒美に大喜び。
Vパスがどんどんエスカレートしていくのは明らか。
それ,人種差別ですよ。やはり目的は民衆の分断ですか。

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