年間読書量130冊のワーママがお勧めする、マイベストオブ小説!
イヤミス系が好きなんです。
イヤミス系とは、「読後、イヤな気持ちになるミステリー」のこと。
湊かなえさんが有名です。
私がダントツでお勧めするのは、真梨 幸子さんの著書『殺人鬼フジコの衝動』。
両親からの虐待、学校でのいじめに耐え、悲惨な生活を送っていたフジコ。
ある日、追いかけてくるいじめっ子から逃げ帰ると、フジコ以外の家族全員が殺されていました。
フジコは母方の叔母の家に引き取られ、学校も転校し、全く新しい環境での生活がスタートします。
叔母の家は団地暮らしで裕福とは言えないけれど、今までとは比べ物にならないくらい親切にしてもらい、フジコは人生はリセットできるのだと確信します。
順風満帆に思えた学校生活でしたが、クラスのリーダー格の女子生徒との関係がギクシャクし始めてーーー
これほどラスト(本編の後まで含めて)が衝撃的だった小説はありません。
途中で読むのを止められない。
描写がリアルで、ゾワっとするのですが、人間の行動にはやはり必ず『理由』が存在するのだ、と思います。
Huluでドラマ化されており、Amazonプライムでレンタルすることができるのですが、映像化されたドラマがまためっちゃ良い。
主演は小野真知子さん。
大ファンです。
民放だとNGだろうな、と思うシーンも余すところなく再現。
小説のドラマ化って、ほとんどがイマイチなんですが(自分の想像力を超える映像ってなかなか出会えないですよね)、これは俳優さんも素晴らしい。
10〜20代の頃のフジコ役は小野 花梨さん。
この人も好きな女優さん。
小説と映像セットでお勧めです。
衝撃のラストで「ええええーーー⁈」と驚いてください!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?