お寺さんの孫だと思われても
のりまいさんという方がいらっしゃいます。
Instagramでフォローしているのだけれども、何をしている人なのかはあんまり理解していません。
sui.という生活雑貨を販売するセレクトショップを運営していたようですが、最近は手放されたようなことが書いてあった気がします。
何をされている方なのかはあまり分かりませんが、いつも素敵な世界観をシェアしてくださっています。
そんなのりまいさんが、祖父のレザージャケットと腕時計を最近身につけている、という内容を投稿しておりました。
その佇まいはとても品があって、お祖父さんのおさがりだなんて思えないくらい。古さや時代の経過なんて感じさせないくらいのものでした。
これを見て思ったのですね。ああ、この祖父ありて、この人だと。
わたしのおじいちゃんはお寺の住職でした。わたしが小学生くらいのときに亡くなってしまったのですが、小さい頃はよく本堂で遊んでいたのを記憶しております。
なかなか大きなお寺で、敷地内には除夜の鐘をならす釣鐘もありました。建物の裏手にはお墓もありました。
今思えばそれは特別な空間なのだけれど、それは当たり前のように存在していて、わたしにとって『おじいちゃんち』といえばお寺だったのです。
ちなみに、このおじいちゃんは母方のおじいちゃんで、父方のおじいちゃんはわたしが生まれたときにはもう亡くなられていました。
逆に母方のおばあちゃんも亡くなっていたため会ったことがなく、おじいちゃんとおばあちゃんは『ひとりずつ』なんだと勝手に思っていました。
わたしがおじいちゃんの影響を受けているのかどうなのかはわからないけれど、わたしは現在、結果的に仏教思想が好きで学んだりしています。
思想的なことや哲学的なことが好きで、答えのない問いを日夜、あれやこれやと考えています。
わたしがのりまいさんに感じているように、他者から見たら『お寺さんの孫だからね』と思われても仕方ないのかもしれませんね。
まったく影響がないとは言い切れないのだから。