見出し画像

人生の目的スイッチを「幸せ」に切り替える。

有料マガジン「二人で幸せになる技術」をご購入いただきまして、ありがとうございます。

こちらの記事がひとつ目の記事となります。こうやって、随時追加されていきますのでその都度楽しみにしていただけると幸いです。

さて、ひとつ目ということで大きなテーマから書いていきたいと思います。シャワー浴びながらふと浮かんでしまったので、第一回目は人間関係の仕組みから書いていきます。

「正しさ」や「勝ちたい」という気持ちがあると人間関係は上手くいきません。逆に「正しさ」や「勝ちたい」という気持ち手放すと人間関係はスルスルと上手くいきます。今回はそんなお話です。

なぜ、人間関係は上手くいかないのか?

これを読んでいるあなたはきっと、人間関係をもっと良くしたいと願っているはずです。切実に困っている人もいれば、上手くいっているけどもっと関係性を高めたい、という方もいると思います。

まずはこれから話を進める上で大切な大前提として、人間関係が上手くいかなる仕組みをご説明しますね。

人間関係が上手くいかなくなる理由は、人間に「正しさ」という価値観があるからなんです。「正しさ」があると「自分は正しい、あなたは正しくない」という対立の関係性が自然と生まれてしまいます。

これは私たち人間が無意識にそういう視点に立ってしまう、という性質なのです。



人間関係のいざこざの理由は「勝とうとする」から引き起こる。

「正しさ」の正体をもう少し突き止めてみると、それは「勝ちたい」という欲求にあります。正しさを主張したいというのは「勝ちたい」と同じ意味です。

「勝ちたい」から「正しさ」を持つ。「正しさ」を持つことで相手と対立関係をつくります。そして、相手に勝つことに躍起になる。

勝つことが目的にあるので、それを達成したら相手は負けることになります。負けた相手はどんな気持ちになるでしょうか。悔しいかもしれないし、悲しいかもしれない。寂しいかもしれない。怒りに震えるかもしれない。

さて、この状態に「愛のある人間関係」は存在しているでしょうか?

存在しませんよね。ギクシャクした人間関係、それは支配に似た人間関係です。その中には愛は育まれせん。勝つことによって、人間関係は決して育まれないのです。



なぜ、勝ちたいのか?

「勝つこと」では人間関係は育まれない、ということは理解できたかと思いますが、そこで生まれる疑問が「なぜ、勝ちたくなるのか?」ということです。

それは自分を主張するためです。自分の存在をアピールするために相手に勝つことで自己主張をしたいと願っているのです。

自己主張をしたい理由は様々ですが、ひとつは「愛が欲しいから」という理由があります。

兄弟のいる方ならこの気持ちは分かるかもしれませんが、お母さんに自分のことをもっと見てもらいたくて、弟やお兄ちゃんの邪魔をしたり、蹴落とそうとしたり、そんな記憶はありませんか?

はたまた、両親に認めてもらいたくて、勉強やスポーツをがんばって一番を目指したり、褒められるために誰かよりも優れた自分になろうとしたり、もしくは嘘をついて誤魔化したりしたことはありませんか?

それらは全部「愛が欲しいから」なんです。子供にとって愛情がもらえないことは生きるか死ぬかに関わってくる大事な問題です。

「愛されない」という状態は無意識に死を連想させるようになっています。だから必死に愛されようとする。

でも大体その行為は裏目に出ます。愛されようとすればするほど「愛されていない」と実感してしまう。誰かよりも優れた自分になろうとすればするほど、自分本来の力は失われていきます。唯一無二の存在から離れていってしまいます。

なんで人間はこんな複雑な仕組みになっているのかは分かりませんが、いまのところはそういう性質を持っていると理解してください。



人生の目的を「勝つこと」から「幸せを育むこと」に切り替える。

「勝つこと」の呪縛から逃れるためには人生の目的を考えてみると上手くいきます。

多くの人は人生の目的が「勝つこと」に設定されています。これはデフォルトに設定されているものだと思ってください。なので、どこかで自分で設定を切り替える必要があるのです。

たった今、3分間でも良いので、立ち止まって「人生の目的はなんだろう?」と考えてみてください。なにを求めているのだろう?どんな人生を求めているだろう?とあまり難しく考えずに、なんとなくのイメージでも良いのでふんわりと考えてみてください。

画像1

きっとそこには優しい世界が広がっていると思います。ギスギスした勝ち負けの世界ではなくて、優しい助け合いの世界が広がっているはずです。喜びや安心があって、心地よい日々が流れているはずです。

その優しい世界を目指して、「勝つこと」にあったデフォルトの設定を「幸せを育むこと」に切り替えてみてください。

目の前にいる人に「勝つこと」ではなくて、「愛のある人間関係を育むこと」に人生の目的を切り替えるのです。それだけで少しずつ意識は変化していきます。



幸せは人間関係の中にしかない。

人間関係の充実をなくして、人生の幸せはあり得ません。これだけはどんな人にも万人に共通する条件ではないでしょうか。

お金や地位や名誉もあるに越したことはありません。しかし、それは人間関係の充実があってこそ意味をなします。どんなにお金があっても孤独では意味がありません。どんなに社会的に素晴らしいことをやっていても、家族と疎遠になってしまっていれば心に穴が空いているようなものです。

画像2

人間関係は幸せになるための必須条件。そのことを深く理解してみてください。ぼくらは人間である以上は人間関係から逃れることはできない。決して無視できないテーマなのです。

そこまで深く考えることができたら、人生の目的のスイッチを切り替えることは容易にできるようになるでしょう。

日常生活の中で度々「勝つこと」にスイッチが入ってしまうこともあると思います。でもその度に思い出してください。自分な人生の目的は「勝つこと」ではなくて、「幸せを育むこと」だということを。

人間はすぐには変わらないので地道に繰り返していくことが大切です。諦めずに挑戦してみてください。いつでもやり直せますし、はじめられます。

いつもご覧いただきありがとうございます。ご支援いただけると活動の支えになります。