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ピアノエレクトーン。指の置き方、動かし方

こんにちは!オンラインエレクトーン講師の武井悟です。

今回は鍵盤楽器の基本中の基本、指の置き方と動かし方についての記事です。

そんなのもちろん知ってるよ!という方も多いと思いますが、独学で始めた方などは意外と気づかないまま進めていたりするかもしれないのでここに書きとどめておきます。

基本は「ねこの手」!

鍵盤を触るときは基本的に指の第二関節がほどよくまがり、手のひらと鍵盤の間に適度な空間ができた状態で構えます。
私は「ねこの手」とずっと呼んでいます。
別の言い方をすると、手のひらを上にしてたまごを持ち上げて、その手をそのままひっくり返した感じ、でしょうか…。

そしてそのまま鍵盤に触れ、手の甲をなるべく動かさず第三関節の動きで鍵盤を押し込みます。だいたい爪の付け根のあたりから指の腹3分の1くらいのあたりまでで触ってます。
離鍵するときも同じように第三関節の動きで離します。

手の甲と鍵盤の間に空間を作るためには少し手首を上げる必要があります。これがポイント。

手首を持ち上がると自然にふんわりとした手の形になります。

なぜ?

基本の「ねこの手」。
なぜ手のひらべたーではだめなのかは一言で言えば「手の可動域が広がるから」だと思います。

複雑なフレーズを演奏するときやいくつかの構成音を保ったまま和音の押さえ方を変えるときには、「親指をくぐらせる」技術が多様されます。
このとき手首が下がっていると上手く親指をくぐらせることができません。また手首が下がったまま黒鍵を含む和音を押さえたり、鍵盤の奥の方で指を移動したりするのはかなり難しいです。

親指をくぐらせることで幅広く鍵盤上を行き来できます。

また、「力をコントロールしやすい」というのも大きな理由になってきます。
微細な音色のちがいをつくるために、演奏者は指先だけでなく体の様々な部分で力をコントロールするようになります。
指の関節、手首、ひじ、肩、さらに上半身のの体重までの力の乗せ方を柔軟に変化させるためには、手首が持ち上がっていたほうが有利です。

以上の理由から、これから鍵盤楽器をやってみようという方は、変なクセがつく前に「ねこの手」を意識して練習することをおすすめします。

最後に念のため…これはあくまで「基本」であって、状況によっては必ずしもこれが守られている必要はないと思います。
特にエレクトーンの場合は鍵盤を押し込む奏法もあり(アフタータッチ)、力の加え方やパフォーマンスによっては関節を曲げず指を伸ばす場合があっていいと思います。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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