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CCPMのやり方を簡単に説明(実行フェーズ編)

期間が1ヶ月~半年位のプロジェクト(数十件)に導入した経験をもとに、シンプルにやり方を説明します。理論的な説明は全て排除しています。計画の方法はCCPMのやり方を簡単に説明(計画編)で説明しています。

1.進捗を確認する

毎日確認します。1日目が完了した時点で、タスクFの進捗を確認します。確認の仕方は「後、何日で終わるのか?」です。

進捗確認

「あと1日です。」と答えた場合。タスクFの残りの日数が1日となります。

進捗確認1

「初っ端からうまくいかなくて…。あと2日です。」と答えた場合。タスクFの終わりが1日延びて、そのタスクに繋がっているタスクも後ろにズレてバッファを1日消化し、4日から3日になります。

進捗確認2

2.バッファ消化状況を確認する

「あと1日です。」と答えた場合のバッファ消化状況グラフ。クリティカルチェーン8日のうち1日消化(1/8)した為、進捗率12.5%となります。バッファは消化していないのでバッファ消費率0%

進捗確認3

「初っ端からうまくいかなくて…。あと2日です。」と答えた場合のバッファ消化状況グラフ。クリティカルチェーン8日のうち0日消化(0/8)した為、進捗率0%です。バッファは4日のうち1日消化(1/4)したのでバッファ消費率25%

進捗確認4

3.対策をする

バッファ消化状況のグラフを確認し、赤にプロットされたら必ず対策を講じてください。これをやらないのであればCCPMは止めましょう。信号を全て無視するようなもで、従わないルールを作っても意味がないからです。

■考えられる対策
1.クリティカルチェーンに隙間が無いか確認し、あれば埋める
2.並行で出来る作業がを増やせないか確認する
3.リソースの追加で期間の短縮が出来ないか確認する
最終手段:納期変更

4.1~3を繰り返す

上記を繰り返すことで、納期内にプロジェクトの完了を目指します。

以上、実行フェーズ編でした。

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