小海線写真一覧
皆様こんにちは。カクヨムとアルファポリスで連載中の『女子2人で鉄道旅をしています』第18章のロケハン写真を上げていきます。
今回の舞台は小海線。JR最高地点の駅・野辺山駅を中心としたお話となっています。
例によって、一部の写真には加工を施しておりますので、ご了承ください。
作品URLは↓から。
それではまいりましょう。
小海線の旅は小淵沢駅から始まります。
山梨県北杜市にある小淵沢駅は、JR中央本線とJR小海線の乗換駅です。八ヶ岳方面やアウトレットモールへのアクセス駅ともなっています。
小海線はここから高原地帯へ向かい、険しい山岳地帯なども抜けながら長野県の佐久盆地へと向かっていきます。
小淵沢駅からおおよそ30分ほどで、作中でみずほが降り立った野辺山駅に到着します。
野辺山駅は、小淵沢駅から長野県に入って最初の駅です。
当駅どまりの列車も設定されている拠点駅の1つであるこの駅は、なんといってもJRで最も標高が高い場所にあることが最大の特徴です。
その標高は1345メートル。スカイツリーの2倍以上も高い位置にあるんです。
周辺は高原地帯。高原リゾートへの玄関口ともなる駅です。その標高も相まって、1年を通して冷涼な気候を保つこの地。夏場でも比較的過ごしやすい場所かと思います。
さて、作中ではこの後レンタサイクルを借りて、JR最高地点へ向かいます。
駅の隣にある観光案内所では、誰でもレンタサイクルを借りることができます。事前に予約も可能です。
また、観光案内所ではお蕎麦もいただくことができます。小腹が空いた時におススメです。
それでは、自転車に乗ってJR最高地点へ向かいましょう。
野辺山駅はJRで最も標高の高い駅ですが、JRで最も標高が高い場所は別にあります。清里方に線路に沿って進み、自転車で15分ほどで到着します。
この地の標高は、野辺山駅から更に30メートル高い1375メートル。どちらにしろ、スカイツリーの2倍の高さの位置にいるというだけで不思議な感覚がしますね。
この場所は、かつて小海線で使われていたC56形蒸気機関車の動輪が置いてある他、車輪とレールがご神体という世にも珍しい神社・鉄道神社があります。
2枚目の写真の奥にあるログハウス風の建物は「最高地点」という名前のレストランです。名前の由来はいわずもがな。作中でみずほが入ろうとして断念したお店のモデルです。
私が訪問したときも、レストラン含めこの地はかなり盛況でした。日曜だったこともあるのでしょうが、想像以上に一般の方も訪れていることにビックリです。
では、JR最高地点を堪能したので、駅まで戻りましょう。
駅前の銀河公園には、C56形蒸気機関車が保存されています。かつて、実際に小海線を走っていた車両だそうです。
今の小海線を毎日のように見守る機関車。一体、どんな気持ちで後輩たちの働きぶりを眺めているんでしょうね。
それでは、小海線に乗って終点・小諸駅へと向かいましょう。
小諸駅は、しなの鉄道しなの鉄道線とJR小海線との乗換駅です。元は信越本線の駅でしたが、北陸新幹線高崎~長野間開業に伴い、第3セクター化されたしなの鉄道の駅となりました。
小諸といえば懐古園(小諸城)で有名ですが、駅も街もどこかノスタルジックな雰囲気がありました。長野まで新幹線が開業した当時の空気がそのまま残されているようで、非常に趣深いです。
それでは最後に、みずほが訪れた蕎麦屋さんを紹介して終わりましょう。
小諸といえば蕎麦ですが、駅周辺の蕎麦屋さんはランチ営業のみのところが多く、早くに店を閉めてしまうところが非常に多いんです。その中で、18時まで営業していたのがこちらの丁子庵さん。駅から歩いて5分くらいで着きました。
小諸の名物といえば、くるみそばですね。東信地方はくるみの一大産地。自分でくるみをすりつぶして、そこにつゆを入れる食べ方です。蕎麦の風味にくるみの香ばしさが合わさって非常に美味しいです。
ちなみに、くるみそばで有名なお店として、他に草笛さんというお店もあります。こちらは11時から15時までの営業ですが、有名なお店らしいので是非足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
今回は以上となります。次回の更新もお楽しみに!
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