上越線・土合駅写真一覧
皆様こんにちは。カクヨムとアルファポリスで連載中の『女子2人で鉄道旅をしています』のロケハン写真を上げていきます。
今回の舞台は上越線、土合駅。群馬県と新潟県の県境に位置する山間の無人駅で、日本一のモグラ駅としても有名です。
例によって、今回も一部写真には加工を施しておりますので、ご了承ください。
作品URLは↓から。
それではまいりましょう。
土合駅へ向かう旅は水上駅から始まりました。ここが運行上の境界になるので、必ず乗り換えになるんですよね。
ここから新潟方面へはE129系に乗っていきます。私事ですが、高校生の時分はよく新潟方面に行っていたものです。あの頃は115系の天国だったのですが、気付けば群馬からも新潟からも姿を消してしまいましたね。時代の流れは早いものです。
水上から北上していくと、すぐに上越国境に差し掛かります。このあたりはループ線などもある、上越線最大の難所です。
下り列車は長大な新清水トンネルへと入ります。そのトンネルの中に土合駅のホームがあります。
土合駅は、谷川岳へのアクセス駅としても有名な駅です。
その特徴は、何といってもトンネル内にある下りホームと、改札口まで続く462段の階段です。
なぜこのような構造になっているのかというと、上越線が元々単線だったことが理由です。
1967年に複線化工事が完了した上越線ですが、下り線として新たに完成した新清水トンネルは峠を突っ切る長大なトンネルとなりました。元々土合駅がある位置に下りホームを設置したところ、新清水トンネル内にホームが築かれることに。こうして、現在のような構造となったようです。
改札口から下りホームまでは462段に及ぶ階段で結ばれています。全長338m、高低差81m、所要時間約10分。この深さが日本一のモグラ駅と呼ばれる由縁です。
地上に上がってきました。現在は無人駅ですが、改札口には有人時代に使われていたラッチが残っています。
上り線のホームは地上にあります。こちらが駅開業時に設置されたホームということですね。
駅舎は山小屋をイメージした作りになっています。谷川岳の玄関口らしい意匠ですね。
さて、ここまで紹介をしてきた土合駅ですが、最近になって大幅なリノベーションが行われました。
2020年11月、グランピング施設「DOAI VILLAGE」がグランドオープンしました。これは土合駅の立地を利用して構内でグランピングができるようにしたものです。秘境駅でグランピングとは面白い発想ですね。下りホームから改札口へ向かう通路の途中でテントを確認することができます。
更に、このグランピング施設に先駆けて、「駅茶 mogura」という喫茶店がオープンしました。これは、かつて使われていた駅務室や切符売り場をリノベーションしたお店です。鉄道ファンなら一度は訪れたい場所ですね。営業日や営業時間が不定気味なので、事前にお店のインスタグラムをチェックすることをおススメします。
店内はかなりリノベーションされていますが、当時の遺構も所々に垣間見えます。内装は木材をふんだんに使った温かみのある空間です。
鉄道ファンなら思わずうなってしまうような内装の数々。特に、切符売り場を利用したカウンター席なんか涎出ちゃいますね。
列車の待ち時間に利用してみるのはいかがでしょうか。落ち着いた雰囲気で、ゆったりと過ごせますよ。
作中でみずほが注文した品と同じものです。特に、1435㎜ブレンドという名前が良いですね。鉄道ファンなら思わず「おっ」と思ってしまうネーミングセンスだと思います。
今話の旅の最後は越後湯沢駅でした。
越後湯沢は駅ナカが充実していて楽しいですね。私はぽんしゅ館で日本酒を楽しみ、爆弾おにぎりをいただいて、エチゴビールを味わって帰りました(まるで酒クズ)。みずほとさくらは未成年なのでお酒はお預けです。1人で楽しんでしまって申し訳ない()。
というわけで、今回は以上となります。次回の更新もお楽しみに!
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