小屋の掃除・終活

昨日は借りている小屋、三角ハウスの掃除をした。

冬の間、敷いていたラグを洗った

マットを避けたら
土埃みたいものがいっぱいだった！

マットを敷かず、この板の上で暮らすのも良かったかも知れないな…と
避けてから思ったけど。
冬の間は、これ無しでは居られなかった。

このマットは
Twitterで応援して来れている方が
ドネーションしてくれたのです。

阿蘇の冬は寒さが厳しいと聞いて。
街暮らしをしていた私のことを、沢山の人が心配してくれた。
マットや防寒着、防寒ブーツ、お湯を保温するポット。。。
私は、どれだけ救われたか。
物質的なものだけでなく、その心に、生きる力を貰った。

なぜ、妬んだり、僻んだり、批判したりせずに。ただ、愛を投げてくれるのだろう…
今も答えはわからない。
だけど、多分、ぼんやりと思うことは
会ったこともない、こんな生き方を選んだ私を。
自分や、自分の子や、親や、リアルな知人や友人と、重ねてくれたのかも知れないと。

自分だけがよければ。
家族だけがよければ。
と言う思考から外れ。
あなたは私、私はあなたです。家族です。友達です。
そんな無意識の思考で、
誰かを思う気持ち、思いやり、母性。
性別を問わず、人間がどこかに持っている心の作動ではないかと思う。
それが、人には確かにあると言うことを、
身をもって体験でき、確信が持てた。
この経験は、この先もずっと失うことのない、生きる力になると思う。

本当にありがとうございました。
ずっと手のひらに握りしめて生きます。

悲しかったり、辛かったり、忘れそうになったら。時々手のひらをひらけば、ぽっと灯る温かなものを眺めることにします。

この三角ハウスは
シエン君が作った小屋です。

ちょっと薄暗いのですが、夏の間はとっても涼しく、超快適で。
冬は、薪ストーブを焚けば、とっても暖かくて。良い小屋です。

この暮らしは、自然と共に在るので。
網戸も無く、夏は虫がブンブン飛び交いますが。蚊取り線香や馬のボロを焚けば、蚊やブヨは何とかなるし。
(完全には避けられない。何とかなる程度。)
まあ、ダニはどうしようもないかな。
だけど、どうにかなる。
けれど、そんな日々を過ごすうち。虫も必要なのだと言う事が分かった。

マットを避け、箒をかけ、雑巾をかけました。
私が来た時より、綺麗になった。
来た時は、蜘蛛の巣、埃。後からわかったけことだけど、煙突の詰まり。
とにかく凄かったからね。。。

天井の蜘蛛の巣は、次に来た人は
気持ち悪いと思うかも知れないのですが。ごめんけど、残す。

年季が入りかなり分厚い蜘蛛の巣

蜘蛛は、小さな虫を食べてくれるから
ある程度あった方がいいのです。

窓ガラスも拭いた。

去年の夏の名残はそのままに。

蝉の抜け殻

薪ストーブの灰も綺麗に出した。

最初、ひょうたん市場の延長で、どこかにテントを張るつもりで阿蘇の森に来たけど。シエン君が宮崎に残ると言うことで、この小屋を提供してくれた。

宮崎でテント暮らしを経験して、ここへ来たから。この三角ハウスでの暮らしは、テント暮らしとは違い、天国の様な暮らしだった。

この、贅沢に溺れちゃいけないよな…
といつも思っていた。

シエン君、貸してくれてありがとう。
お陰で、楽しく、安心な日々を過ごせました。

毎日、お母さんを亡くした烏骨鶏のピヨたちが3羽。この三角ハウスへやってくる。

ふわふわののピヨけつ

兄弟3羽

この数日後、お母さんは獣にやられた

お母さんは、ピヨたちに
生きると言うことを、最後まで見せた。
落ち葉を掻き、虫やカエルを食べること。
獣が来たら全力で逃げる事。
そして、
全力で逃げても、食べられてしまう事があること。

お母さんがいなくなっても、ピヨたちは3羽で、時々群れを離れここへ来て。また群れに戻ることをやっている。
逞しく生きている。

傲慢な人間の私は。この森の生き物が生きる姿から、生きると言う本当の意味を教えてもらっていた。
生命に感動していた。
この森の植物、動物、虫たち。
ありがとうございました。

と、さてさて。。。
一旦この森から離れる終活。
次々に片付け、掃除、発送するものの梱包をしています。

ここで、ちょっと寄り道になりますが。
私が学んだ気学の先生が言ってたことですが。
「雑巾がけ」で床がピカピカになるのと同じで、「心がけ」は、運をピカピカにするするんだそう。
心がけって、やっぱり大切なんだな。。。

もとい。。。
布団も発送するために昨日から寝袋で寝ている。

またこの布団で寝られる日はいつになるかな

残す荷物、バモスに積めるのかなぁ〜
と、心配する毎日です。

読んでくれてありがとう！

森を後にした後、何処かで珈琲を焙煎する様かな。と思ってたけど。
今日で、なくなったから、今朝、焙煎したんだ〜。
読んでくれた人たちに、
香りが届くと良いなぁ〜。

颯月( ・∇・)