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小さな先住民

ロケットストーブで煮炊きをする暮らしにシフトしてから久しく経ちますが
燃料が落ちた枝でOKとはいえ
毎日のことになると枝を拾うのも
大切な仕事
 
雨に濡れると乾くまで燃え難くなくなるので
天気を読む事を怠ると
煮炊きができないと言う事態に陥る
 
暮らしている阿蘇の森は広大で
立ち枯れた木や折れた木の枝があり
時々その枝達を1箇所に拾い集めておく作業を
私は森の掃除と言っている

一度に持って来られないから
必要な分だけ抱えて
「ありがとう、もらっていきます。」と言って
森からもらってくる

細い枝は直ぐに燃え尽きてしまうので
長く焚きたい時は太い枝を焚べるから
ノコギリで切って置く

すると!
時々先住民がいて…


あ、、、ごめん。

そんなつもりはなかったんだよ。

蟻などの小さな者たちの城になっていることが多々あり
小さな者たちが慌てふためいている姿を見て
燃やせなくなる
彼らは絶対その役割を全うする為に
逃げないから

時々は、火に焚べてから気付くこともあり
その時は
そっと取り出す時もあるし
そのまま焚いてしまう事もあります
南無阿弥陀仏…

森に落ちた枝とはいえ
無尽蔵にあるわけではないな…
自分達の暮らしのために
枝を燃やしきってしまうのであれば
私がこの暮らしを選んでも何の意味もなくなり
本末転倒だ

小さな先住民の暮らしを脅かしてしまう事もあり
森には姿を見せない動物達
物言わず循環を繰り返す植物達
この星は人間だけのものではないことを忘れずに
いつも頭の何処かに置いておこう

などと、考えながら

日々、赤々と燃える火を眺めている


読んでくれてありがとう
エネルギーを大切にとは言え
人間は寒さに弱い動物です
季節は三冬の入り口に入ったばかり
皆さん心身共に暖かくお過ごしください

╰(*´︶`*)╯♡♡颯月

2020年12月〜この搾取とハラスメント、地球環境の破壊を容認する人の経済活動に薪をくべることをやめ、人々が自立して支え合う新しい経済や繋がりを創り出す目的で活動している宮崎県のひょうたん市場作りに参加予定。テントで寝袋のキャンプ暮らしになります。サポートで応援資金を募ってます!