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【ワーママ】育児でどん底に辛かったとき、一番相談したかった相手は5年後の自分だった。

自己紹介

はじめまして。
小1、小3の子供を持つワーキングマザー(最近はワーキングペアレントとも言いますね)さつきです。
新卒から丸14年、同じ会社に所属しています。

1人目育休明けは、社内初の時短勤務での管理職を経験。
2人目育休明けでは夫が300㎞離れた地へ単身赴任になり、4年間ワンオペ育児をしながらの勤務(ポストダウン)を経験。

この頃が人生で一番負荷のかかった時期でした。

課題の背景

夫が単身赴任になった当時のワンオペ生活は、想像を絶する重労働でした。当時子供たちは1歳と3歳。
朝はグズグズの子供に対応しつつ保育園に送り出すことで精一杯。

会社では時短勤務と言えども、業務量が減るわけではなく。フルタイム分の業務を5時間でこなすべく、ムリ・ムダを徹底的に省き、効率化を余儀なくされました。(同僚との会話も簡素化した結果、のちにコミュニケーション不足に陥る)

退勤時間ギリギリまで動き回り、帰りに食材の買い出しを超高速で済ませ、車をとばして保育園にお迎え。

帰宅後はEテレをかけ流しながら夕食を用意(ホットクックの存在を知る前は栄養素的に満足するものが作れないのもストレスだった)。
疲れて不機嫌な子供たちに夕飯を流し入れ、お風呂からの布団に入れるまでの怒涛の流れを一人でこなす。

布団で子供に絵本を読み聞かせながら自分自身を寝かしつけ、自分の顔に絵本が降ってくることが何度もありました。

夜中は何度もトイレに起こされ、細切れ睡眠で浅い眠りを繰り返し、気づけば朝・・・。昨夜片づけるはずだった食器や洗濯物はもちろんそのまま放置で、朝イチの仕事は昨日の後処理から始まります。

休日もワンオペは続く・・・

勤務休みの日は基本保育園に預けられないルールなので、一人で子供を見ながら怒涛の勢いで溜まった家事を行います。
何度も子供に呼ばれるため家事が中断。何もかも中途半端な状態で一日の半分が終了。

午後は支援センターや公園に連れ出し、子供のままごとや鬼ごっこに全力で付き合いつつも隙を見てベンチに座りながら体を休めます。

夜ごはんも何を食べさせたか記憶にない食事を与え、休日もやっぱり寝落ち。以上の生活がエンドレスで続きました。

何より辛かったこと

寝不足の身体で、疲労は常にたまり続けます。
仕事も家事においても時間に追われ全てが中途半端。

達成感が阻害されて徐々に自己肯定感が無くなり、
子供へ対しても満足にかまってやれない罪悪感が増していきます。

体力も精神もすり減らす中で、一番辛かったのは
いつまでこの生活が続くのかわからない
ことでした。

先の見えない日々の辛い日々の生活。
仕事面においても、ずっとキャリアダウンしたまま会社員人生を終えるのだろうか・・・漠然とした不安がいつも襲ってきました。

未来の自分に聞きたかった

こんなことを聞いたことがあります。
軍隊などの訓練で多くの人が辛いと言うことは、
「1時間全力で走れと命令されること」よりも
「終了時間を知らされずに、ただ走れと命令されること」なのだそうです。

私の状況はまさに、終わりのないワンオペ生活を走らされているかのようでした。

そんな時に欲しかったのは
「あと半年もしたら、今よりは眠れるようになるよ」
「1年後には、自分の時間が多少は持てるよ」
「3年後には社内研修にも参加できるようになるよ」
「5年後にはキャリアのアクセルを踏めるようになるよ」などという
ちょっと未来の自分からのアドバイスでした。

実現するには


「未来からの自分が来てくれる」ということは現実的ではありませんが、似た体験を得られる方法を考えました。

それは
似た境遇にいる、自分の子供より数歳年上の子供を持つワーキングマザーとつながることです。

「似た境遇」というのはどういうことかと言いますと、子育ての背景は家庭の数だけ多くある中で、属性が近いということです。
子育ての背景として、

  • 両親や祖父母が同居しているか

  • 実家が遠方か近距離か

  • 配偶者の勤務形態、育児協力度合い

  • 年収はいくらか

  • 家事代行サービスなどを利用しているか

  • 延長保育や休日保育を利用しているか、など・・・

そんな中でもわりと属性が近いと考えられるのは、やはり同じ企業のワーキングマザーではないでしょうか。

住んでる地域(全国規模の企業はその限りではありませんが)や勤務形態も同じ、社内ということで共通言語も多くあります。

私の勤める企業の事業所には50人ほどの社員がいる中で、育児時短勤務者が5~6名います。それぞれ育児環境は違えど、生きた情報交換は本当に貴重です。また悩みや苦しみ、喜びを分かち合う戦友のような存在でもあります。

しかし他の事業所の育児勤務者とのつながりは希薄で、あったとしても同期同士の遠いつながりや、数少ない転勤者からの情報の又聞きだったりします。
そこで他の事業所では会社の制度をうまく使って働きやすくしているなど、知らなかったことを知ることもありました。

もしも他の事業所のワーキングマザーとつながれる機会が多ければ、先述のような「自分の子供より数歳年上の子供を持つワーキングマザー」と出会える確立も高くなります。

未来の自分とつながる方法

「メンター制度」
(所属する上司とは別に、年齢の近い年上の先輩社員や、社歴が近い先輩社員が新入社員や若手社員をサポートする、新入社員からすると相談しやすい兄/姉のような制度)

私の勤める企業にはメンター制度はありませんが、育休が明ける時にこんな制度があったらいいな、と思っていました。
初めての育児をしながらの仕事復帰、果たして出産前のパフォーマンスを出せるのか?周りとのコミュニケーション方法は?など、疑問と不安だらけだからです。

メンター制度は基本1on1ですがお互い忙しいワーキングマザーですから、業務中に時間をとってミーティングすることは大変な負担になります。またメンターを受ける者にとって、本当に有用な情報をくれる相手であるかどうかも重要な点であり、マッチングが大変難しいことが想像できます。

社内育児勤務者のオンラインコミュニティを立ち上げよう

オフラインで顔を合わせることが難しいこのご時世、オンラインでゆるくつながれるワーキングマザーのオンラインコミュニティが社内にあれば、マッチングの問題も解決するのではないでしょうか。

自社では少数派な育児勤務者の、キャリアロールモデルが見えにくいことも問題だと感じています。自分と同じ困難を乗り越えた先輩方の存在を知ることができるだけでも、大変な励みになります。

Slack
URL: https://slack.com/intl/ja-jp/



Microsoft Teams

URL: https://products.office.com/ja-JP/microsoft-teams/group-chat-software

まとめ

子供の成長に伴い、育児の悩みは変化していきます。
私自身、現在も悩み迷いながら育児と仕事の両立をしています。
社内オンラインコミュニティでワーキングマザー同士、相談の場ができたら将来不安を抱えているママたちの悩みが軽くなり、未来に希望の持てる社内風土に変わることができると信じています。


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