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それぞれの建築士試験の感覚の違い②

長くなったので、2つに分けました。

次に一級について、
1.学科
・使用教材:大手資格学校n建テキスト(学科は学校には行かず独学)
・費用:製図込で70万(1年目50万+2年目20万)
・勉強スタート時期:前年度の製図試験が終わった10月頃。
・勉強時間:平日:3h/日、休日:5h/日
・総勉強時間:500h程度(1年目、2年目共)
・勉強内容:
 1年目:過去問中心で、模試と新傾向問題も+αで勉強。
 2年目:1年目で過去問の基礎固めはできていたので、過去問の復習と模試+新傾向+作品集を中心に過去問にないものまで漏れなく勉強するというスタイルでやりました。

→1年目は計画が足切りでしたが、2年目は全教科問題無く学科通過できました。
※二級との違いとしては、過去問だけやっていても限界を感じます。一般的な過去問は過去10年分くらいしかないのですが、試験に出てくる問題はそれより古い時代に一回だけ出たような問題も出てくるので、過去20年分くらいは何となくでもいいので勉強した方がいいかもしれません。もしくは、過去問10年分+資格学校から出てる新傾向問題を徹底的に勉強するのもありです。

2.製図
・使用教材:n建課題(通学)。エスキスについては、二級同様◯◯試験.comのテキスト(←個人的にエスキス手順が分かりやすいのと、二級のときと同様にできるのでやりやすかったため)。
・費用:学科に含まれてるため、製図道具とエスキスのテキスト代のみ追加で掛かりました。
・勉強スタート時期:学科試験終わった直後(1年目、2年目共)
・勉強時間:平日:5h/日、休日:10h/日
・総勉強時間:150h程度(1年目※途中で学科の結果が来て一旦ストップ)400h程度(2年目)
・勉強内容:
 1年目:二級受けてからのブランクもあり、とにかく書くのを早くするのと、設備関係の勉強に追われてました。(※正直、あのまま学科通過してても、製図試験は厳しかったと思います。)
 2年目:1年目の経験があり、時間内作図はすぐにできるようになったので、構造、設備関係の記述に力を入れて勉強しました。

3.一級まとめ
二級は独学でもなんとかなりましたが、ブランクも考えて一級の製図は資格学校にお世話になりました。学科は独学でも行けそうって方は、大手資格学校の独学支援パックなるものを活用すると、製図通学料金のみで、学科のテキストも貰えるのでありかと思います。どちらも受けて感じとしては、二級からそのまま一級の勉強開始される方はそこまで、苦労無いかもしれませんが、ブランク空いてから受けると、勉強量が倍では済まなくなってくるかなと思いました。
また、一級の勉強をしてて感じたこととして、SNSで製図手順とかを発信してる方も沢山いて、やり方もそれぞれなので、自分に合ったやり方を研究できるかなと思います。
どうしても試験費用、資格学校、登録手数料などお金のかかる試験なので、少しでも安く済ませたい方は通信を活用するのもありかと思います。
※ただし、メリット、デメリットはきちんと判断しないと、なんども受講することになり、結局通学並みにお金がかかり、通学以上に年数を要することになるかもしれないので要注意です。

長くなりましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。

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