「憧れの大ちゃんと!」村元姉妹インタビュー2012より

村元哉中選手が、関西大学に入学した2012年の頃のインタビュー記事です。

お姉さんの小月さんと姉妹対談と言う形式を取り、色んなお話をさせてもらった中の「かなだい」エピソードに繋がるものとして、リライトしました。

「かなだい」と聞いて驚き、一番に思い出したのがこのエピソードでした。

当時、憧れの大ちゃんと同じ大学に入り、貸し切りでずっと見ていた。この7年後にアイスダンスのカップルを結成した。なんて、誰も思わなかったでしょう。

また、お姉さんの小月さんが、引退しようか迷っていた哉中選手を引き留めたエピソードも見どころかと思います。よく引き留めた!と、言いたくなりませんか?「あのかっこいい哉中ちゃん」にもこんな風に悩んでいた時期もあった。そんな事も併せて残せたらなと思い選びました。

2012年当時の村元哉中選手の発言です。現在の村元哉中選手・高橋大輔選手とは無関係である旨、ご了承願います。

-関西大学での学生生活についてお聞かせいただけますか?

哉中「とても楽しいです!」

-人間健康学部ですね。スポーツ選手の方も多いのですか。

哉中「はい、人間健康学部です。スポーツをしている子たちは多いのですが
福祉関係を目指している子もいますし、全員がスポーツをしている訳ではないのですが。(高校時代の)部活などで、スポーツをしている子は多いですね。SF(スポーツ推薦)で入学した子も多いです」

-小月選手(文学部)もスポーツ選手が多いと聞きますが、違う競技のアスリートと話をしていて、刺激を受けたりはしますか?

小月「みんな部活を頑張っているので、お互い励ましあいながら、疲れたら、またみんなで一緒にご飯を食べに行こうよなんて言う風に声を掛けたりしますね」

-哉中選手はそう言う関係はこれからですね

哉中「もう(既に)友達がいっぱい出来て、SFの子達と一緒に過ごす事が多いのですが、スポーツをしていない子達なども居て、多くの友達が出来ました。フィギュアスケートをやっていると言ったら、え!スケートやってるの!と、食いついてきたり(笑)スポーツの話もしますが、普通にガールズトークで盛り上がったりもしています」

-関西大学アイススケート部の一員となる事にプレッシャーなどは感じたりされますか?

哉中「プレッシャーは今のところはないのですが…さっきの関関戦で頂いた表彰状に、村元哉中(関西大学)と書いてあるのを見て、あ~!もう大学生になっちゃったんだ~!と、実感がわきました」
小月「哉中も大学生か…早いですね(笑)」

-関西大学アイススケート部の一員としての目標は?

哉中「スケートを頑張るんだと決めて関西大学に入学したので、四年間は一生懸命スケートを頑張って、いい成績を残せたらいいなと思っています」

-今後、高橋大輔・織田信成の後輩だ!と言われる事も増えると思いますが。

哉中「(高橋大輔の後輩と)言われるのかなぁ?同じ学部の子にも、大ちゃんと一緒に練習しているの?ってよく聞かれますね」

-高橋大輔選手と練習される事は?

哉中「あります。関選(関大選手権クラスの貸切枠の事)で一緒に滑ってます。やっぱり凄いです。上手です。ずっと大ちゃんを見てます(笑)」
小月「(織田信成選手とも)やっぱり一緒に滑ると、毎回違う事を色々と学べますね。やっぱりトップの選手は全然違いますね。」

-哉中選手、充実してますね~。(しみじみと)ちょっと前はスケートに身が入らない時期がありましたよね…何滑ってもつまんない~!みたいな。

哉中「そんな時期…あったねぇ…(笑)」

-その時に小月選手が「もう少し頑張ってスケートを続けて欲しい」と話してたんですよ。

哉中「え~!知らなかった!」
小月「ふふふ(笑)」

-ちょうど、2年前にその話をしていたんですね。

「哉中は今は何をしていいか分らないと思う。私も哉中の年の頃はそうだった。だけど、いつかはそれが分かるはずなので、もう少し頑張ってスケートを続けて欲しい」

当時、哉中選手は海外の大学に進学する事を考えていたそうです。選手は引退して、海外で趣味でスケートを続ける。ご家族とも何度も話し合いがなされたと聞いています。その当時の哉中選手の試合、心ここに非ず…な、魂が行方不明になっちゃう事も多かったですね。そんな時期を経て、スケートを頑張ると決めて、関大へ進学された哉中選手。いちファンとして、続けてくれてありがとうと言う思いでいっぱいです!

ちなみに、高橋大輔選手にPIWのふれあいタイムの場を借りて「後輩の村元哉中ちゃんが関選(貸し切り)で一緒に練習する時”大ちゃんばっかり見てる”そうですよ」と、言ったところ、恥ずかしそうに「僕も哉中ちゃんばっかり見てます!!!」と言ってました(笑)