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ここんな空が好きだった

自分のような職業は
お互い良い作品を作る為に ギスギスした時間を過ごしたり共に喜ぶ時を過ごしたり
脇見もせずに生きていた時代がある
それは蝋燭の火が強くなる時のよう。

人は生まれた時に蝋燭に火が灯る
蝋燭は時間と共に形を変えゆっくりゆっくり小さくなっていく。
やがて蝋燭は原型を止める事なく平たく広がり火が消える。

一緒の時間を過ごした蝋燭が一本 昨日火が消えた事を聞かされた

もう一度 小さくなった火でもいいから
ぶつかり合いたかったな。

蝋燭が消え真っ暗な夜が明け
空を見上げたよ。
こんな空が好きだったよね?

自分の蝋燭の火が消えるまで
毎日を大切に生きていこうと思う。

こんな空が好きだったよね?
その空でいつか会うその日が来たら
いつもの口調で 「おっせーよ お前!だいぶ待ったよ。まぁいいけど」と
言って下さい。

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