いもほり部、ついにクライマックス!~収穫編~
2022.10.29./2022.11.5.
さあ、ついにこの日を迎えましたよ! いもほり部、収穫の日を! 両日ともに、祝福を受けているかのような良いお天気!
園長から掘り方の説明を聞いてから、収穫開始。まずは、鎌を使ってサツマイモのつるを刈り取り、ビニールマルチの上をきれいにします。
次に、丁寧にマルチをはがしていきます。どんな小さなビニールも土に残さないように、丁寧に。
いよいよ、つるの根元を掘ります。根元と言っても近すぎてはいけません。お芋を傷つけないように、半径50センチ以上離れたところを静かに掘ります。
根元の土がほぐれたら、お芋が折れないように周りの土をどかして、掘り出します。
みんな、だんだんと掘るのも抜くのも上手になってきました。掘り残しがないように、根元以外の土も全部掘り返してみるので、シャベル担当者は大変な重労働です。
5月に苗が届いてから、植え付けまでの時間がかなりあいてしまい、あのときは苗の状態がとても心配でしたが、約半年後に掘り出してみれば、大きなお芋がたくさんできていました。豊作です!
さあ!これから、お土産のお芋を量りますよ。
お持ち帰りのお芋の量は、活動に参加した日数によって決まります。うねたて、植えつけ、つる返し、収穫の4つの活動のうち、1回だけ参加した家族は2キロ(大4本くらい)。2回参加で5キロ。3回で10キロ。4回皆勤賞でなんと15キロ!
みんな量り終わったら、待ちに待った料理家ますみんのランチの時間。
豚汁、ニラ玉、そして芋づるのキンピラ! 芋づるはですね、皮を剥かなくてはいけなくて、これがとっても大変なんです。おにぎりのお伴には、ますみんがシーズン中に恵良農園自慢のピーマンで仕込んでおいてくれた「ピーマン味噌」を。豚汁にはサツマイモの他、恵良農園の冬野菜、しいたけ、カブ(葉っぱも)、菊芋入り。菊芋の入った豚汁は、お汁に菊芋の甘みが出て、好評でした。
やっぱり、働いた後、みんなで食べる食事は格別ですね。
食後のデザートには、恵良農園自慢のもみ殻燻炭(くんたん)焼き芋。
恵良農園では、野菜の肥料に使うため、お米の殻であるもみ殻を、ドラム缶でいぶして作るもみ殻燻炭を作っています。そのもみ殻の中にお芋を入れて、じっくりじっくり火を通した焼き芋が、本当に美味しいんです。
お腹がいっぱいになったら、フリータイム。ゆったりと流れるこの時間が、みんな大好き。たくさんおしゃべりしたり、自然と触れ合ったり。
ニワトリたちに葉っぱをあげるのが、子どもたちに大人気でした。5月の植えつけの頃には小さかった「たろう」も、半年後には立派なおとなの雄鶏に。
この春、うね立てから始まったいもほり部は、五感を使って自然の豊かさを味わうことで、都市の方々に農村の魅力を知っていただきたいという「みのりの会」の初めての活動でした。初めてということで、手探り、試行錯誤しながらの運営でしたが、部の活動を重ねるごとに部員同士の交流が深まっていることを強く実感でき、本当にうれしく思っています。
天候に左右される農作業のイベントなので、常に天気を心配しなければならないなどさまざまな課題もありますが、参加者の方々の満足してくださっている笑顔を見ると運営の大変さも吹き飛ぶ、というような、スタッフ一同にとってもこれからの糧となる体験をすることができました。
来年度、さらに実り多き活動ができるよう、工夫を重ねていきたいと思っています。
みのりの会、東京スタッフのざぶけんさんが、いもほり部の思い出のアルバムを作ってくれました。いろんな想いが湧き上がり目頭が熱くなる(当事者だけかも)、感動の仕上がりになっております。私は泣いた!
音声配信でも、恵良農園の野菜作りについてお話しています。ご興味のある方は、是非聞いてみてくださいね。
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