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カメラワークを理解すると自分の動画の意味を説明出来ます。
前回の記事では撮影の極意である、寄りと引きについて説明しました。
今回は実際に動画を撮影された人に向けての説明になります。
実際撮った動画を人に見せてこんな質問をされたとします。
このシーンにはどんな意味がありますか。
また、このカメラワークにはどんな意味が込められているんですか。
この様な質問に答えられるでしょうか。
ほとんどの人は答えられないと思います。
しかし、この記事を読むとちゃんと説明できるようになります。
1つ注意してほしいのが今から説明するカメラワークの話は全てスタビライザーありきの話になります。
三脚よりも色々な表現が出来るためです。
まず、スタビライザーを使ったカメラワークを5つ紹介します。
1つ目は追っかけです。
これは被写体を後ろから追っかけて撮影することです。
2つ目は引っ張りです。
これは追っかけとは逆で前から追っかけます。
被写体はこの時、一緒に下がります。
3つ目は並走です。
被写体の横に立ち、同時に動きます。
4つ目は回転です。
被写体を中心に回転します。
5つ目は通過です。
被写体の真横を通過していきます。
この様な5つの基本的なカメラワークにどんな意味合いを持たせたいか目的別で3つ説明します。
その3つとは、集中・開放・時間の経過です。
1つ目の集中ですが、被写体に寄って注視させたり、始まる物語に注視させたりすることが出来ます。
例えば、ホラー映画などで、何かから逃げる人に気づかれないように襲うときは、後ろからゆっくりとその被写体に寄っていきますよね。
これは先ほど説明したカメラワークの追っかけを使って、被写体に何か起きますと注視させることができます。
2つ目の開放ですが、これはよく映画のエンディングなんかに使われています。
例えば、ワイルドスピードの8作目も最後は開放で終わっていました。
映画のエンディングで主人公達のアップがあってそこで何か最後のセリフを言った後だんだんとカメラだけが離れていってエンディングに入るといったシーンがあると思います。
カメラワークを引いて引いて上に上がっていくことで安心感や今からエンディングなんだなと言った解放感を与えることが出来ます。
3つ目は時間経過です。
これは、例えば人物が歩いている所を横移動して撮影することで別のシーンに切り替えたりすることが出来る動画を撮ることが出来ます。
ここまでをまとめると、動画を撮る時はカメラワークを選択して、その動画に自分はどういった表現や意味を持たせたいのかということが大事になってくるということです。
また、自分の動画を自己分析したり評価することが大切です。
自分が撮った動画を見て実際にどうだったのか、この動画にはこういう意味をちゃんと持たせられてるなという事を繰り返しやっていきましょう。
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