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晴れ女と雨男

声を大にして自慢しますが、わたくし佐藤友美は、松岡修造さんばりの晴れ女です。

ヘアページの撮影は、スタジオを使わずに、ロケで撮りきることも多いのですが、過去15年間のライター生活で、ロケの日に雨が降って外で撮影できなかったことは2回しかない。ざっと振り返ってみると、198勝2敗、くらいの超絶勝ち越し人生です。

台風や梅雨時期で、ひと月に20日間雨だったとしても、わたしの撮影日だけは晴れる。降水確率100パーセントのときでも晴れる。そして、全員撮影終わった瞬間に突然土砂降りになるなんてことが、もう、数え切れないほど何度もありました。


晴れ女かどうかというのは、一種の先天的な能力で、これは生まれつき聴覚が鋭いとか、生まれつき脚が長いとかのように、神様からもらったギフトとしかいいようがありません。

ぶっちゃけファッション誌に関わるエディターandライターの能力としては、上から3本の指に入るくらいの、あったほうがいい能力じゃないかと思っていて、なんなら、履歴書の特技欄に、晴れ女と書いてもいいくらい。そんな特殊能力を私に授けてくださった神さまに感謝しています。(残りの2つは撮影ディレクション能力と、レイアウト能力)


ところで、晴れ女というのは、ある種メンタルでもっているところがあるので、一瞬たりとも自分の能力を疑ってはいけません。
そもそも神からもらった能力を疑うなんて、天に唾吐く行為です。

ですから例えば、撮影前日に、美容師さんから「明日、雨っぽいのですが、降ったらどうしますか?」という電話がかかってきたときは、華麗に逆ギレしないといけません。
「いや、私の撮影で雨が降るとかありえないので、想定してません。あなたも私を信じてください」って、宗教かw

でもまあ、こういった電話が相次ぐときも、結局降らないんですよね。驚くほど降らない。
なので、そのうち、美容業界でも私の晴れ女ぶりが有名になって、美容師さんからお尋ねの電話もこなくなった。「あ、ゆみさんの撮影、晴れるから大丈夫」みたいな。

なんども言いますが、晴れ女であり続けるためにはメンタルの鍛錬が重要です。

雨が降るイメージを決してもたない
雨が降ったときのための予備のスタジオを抑えない
傘やレインコートを持ち歩かない
はなから降るわけないと開き直る
など。
ぜひ、試してみてください。


そんな晴れ女の私ですが、時折、ものすっごいパワーの雨男or雨女と遭遇して、その人が撮影現場にいる15分くらいだけ小雨がぱらつくときがあります。

具体的に言うと、ユーレルムの森くんと、福岡のgraceの筒井さん。
彼ないし、彼女が現場に来ると、ほんと、その瞬間だけ雨が降るんですよね。この2人は、私より階級が上の雨男女です。

これもまた天から授かりしギフトなので、パワーが弱い方が負けるのです。

あと、ずっと雨男や雨女と一緒にいると、伝染るんです、という都市伝説があって、私はこの伝説の信者なので、一緒に組むスタッフさんは、ポートフォリオ拝見する前に「晴れ男(女)ですか? 雨男(女)ですか?」と聞くほどです。

と、

なんでこんなことを書いているかというとですね

明日、NHKの「あさイチ」さんで、「女の運命は髪で変わる」が紹介される予定なのですが、台風接近中で、放送がどうなるかわからないからなのですよね。

実はこの放送、台風関連ですでに2度延期になっているのです。

私の晴れ女パワーは撮影以外にはやっぱきかないのかなー?
そういえば、「ちはやふる」で「もう一生運命戦で自陣がでなくてもいいから今日だけは」と祈った太一のように私、「神様、プライベートではもうどーでもいいので、撮影日だけはマジで雨降らないようにしてください」と、祈ったことあるなあ。

神様、あれ、まだ覚えてますかね?
ちょっと一瞬、忘れてもらうとか、どうでしょう。

台風16号のゆくえを、みなさんに被害がありませんようにと祈りながら、注視している連休最終日でした。

女の運命は髪で変わる
よろしくお願いします

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