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3つの崩壊の物語。『夫のちんぽが入らない』(こだま)_041

夫婦の物語としても、心の崩壊の過程の物語としても、毒親の呪いの物語としても、ジェンダーの物語としても、それから学級崩壊のノンフィクションとしても読める本書。

タイトルはセンセーショナルですが、中身は、違った意味で、もっとセンセーショナル。

本論とあまり関係ないのですが、途中に出てくるコンタクトレンズの描写に声をあげそうになったのですが、私、ものすごくよく見る夢が、座布団くらいのサイズのコンタクトレンズをなんとか目の中におさめようと四苦八苦する夢です。

いろんな人に話をするのですが、それまで「なにそれ?」という反応しか得られなかったので、ここに同じ夢ようなを見ている人がいると知ってなんだか嬉しい気持ちになった。

ちなみに繰りかえしよく見る夢ベスト5は
1)歯が全部くだけて火葬後の骨みたいになる夢
2)座布団サイズのコンタクトレンズをどうにか入れようとする夢
3)自分のいる場所に飛行機がつっこんできて墜落する夢
4)マラソン大会でトップを走っていたのにゴールについたら全員が先に完走していた夢
5)初恋の人が別の女の子といちゃついているのを見て号泣する夢
です。

だれか私の深層心理を占ってください。

閑話休題。


読み終わって最初に感じたのは、「学校の先生って本当に大変だなあ」という感想なのですが、それをある編集さんに伝えたら「え? そういう本なの?」と聞かれてしまい、「うん、そういう本なんですよ」と答えたのだけれど、今日、最初から最後まで読み返して見たら、そういうだけの本でもないなと思いました。

とにかく文章が素晴らしくて、構成が素晴らしくて、同人誌からこの本にまとめあげた編集さんに、お話を聴きたい気持ちでいっぱいです。

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