見出し画像

豪徳寺 訪問

豪徳寺にはお墓があります。
お墓参りにお花を買っていく人が多いのか、お花好きが多い土地柄なのかわかりませんが、豪徳寺の駅から続く細い商店街にはお花屋さんがたくさん。
なんとなく歩いていて気分が良い。
寺にお墓があるのは当たり前ではあるけれど、
豪徳寺のお墓には徳川家に代々支えた井伊家のすごく偉い人たちが並んでいます。
幕末に大老になって日米修好通商条約を結んだり安政の大獄をやらかしたり桜田門外ノ変をやらかされたりした井伊直弼のお墓もありました。
ひとりの一生とは思えない大忙しの人生だったのでしようね。お疲れ様でした。
そんな豪徳寺のお墓を2階の窓から眺めていた少女が、のちに女子高生ゴリ子でブレイク。最近はラジオで独特な世界観を披露したり、軽妙ながらも鋭い切り口が光るエッセイなども書く、しまおまほさんでした。
しまおまほとその両親、島尾伸三、潮田登久子が住んでいた旧尾崎テオドラ亭。豪徳寺の横に立つ水色の洋館で3人の楽しそうな暮らしぶりを写した写真や、当時のおもちゃ、手紙、などが展示されていました。
天真爛漫な子供たちを中心にわきあいあい、ワイワイわっしょいと楽しく暮らす様子の一方で、お酒に酔ったお父さんが大きな声を出して酔い潰れるのを、このまま死んでしまうのではないかと心配して怯えていたと言う、しまおまほの言葉もあり。
楽しい洋館に複雑な影が入り込んだ気がしました。
帰り際、少女しまおまほが鬼の形相で歯を磨いている写真がついたアクリルスタンドをお土産として買いまして、そういえば自分の子供の写真にもアクリルスタンドにしたら面白そうなやつがたくさんありそうだなと、整理してみたくもなりました。
豪徳寺のすぐちかくの世田谷八幡宮ではかつて源義経が休憩をして部下たちに力比べをさせていたという話をルーツに、秋に相撲が行われているとのこと。今度は相撲でも見に再訪問しようかなと。
招き猫を目当てに来たたくさんの外国人に囲まれながら思いました。おしまい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?