マガジンのカバー画像

つまり、佐藤の本棚。

127
今まで読んできた本にまつわる「記憶」の記録です。
運営しているクリエイター

2018年5月の記事一覧

読書の記憶 七十四冊目 「かえるの王さま グリム兄弟」

こんにちは コピーライターの佐藤(さったか)です。今まで私が読んできた本を並べていく「佐藤の本棚」74冊目は、グリム兄弟の「かえるの王さま」です。 私(佐藤)が、休日に一人で釣りに行った時の話。場所へ向かう途中で、 心の微妙な動きは、想像以上に身体に影響を与えるものである。 と、感じる体験をするのですが・・・。 つづきを読む(無料)↓ 佐藤の本棚 今までに掲載した作品(74冊)一覧↓ 佐藤の本棚は、100冊を目指して更新を続けています。現在74冊。目標までのこ

読書の記憶 七十三冊目 「猫の事務所 宮沢賢治」

小学四年生の時の話。国語の時間だった。担任のS先生が、教科書に掲載されている小説の一段落を読み上げた。そしてその中の一文を黒板に書くと「ここで作者は何を表現したかったと思いますか?」と、僕たちに質問をした。 何人かが答えた後、僕も指名された。僕は「作者は『動物達が踊っているように見えた』と言いたかったのだと思います」と答えた。先生は「あー、そう。次、〇〇さん」というように、特に良いとも悪いともなく授業は進み、次に当てられた生徒が答えたところで、その日の国語の授業は終わりにな

読書の記憶 七十二冊目 「注文の多い料理店 新刊案内 宮沢賢治」

「犬が走って、こちらへやってきた」 今あなたの頭の中には「犬」の姿が思い浮かんだことだろう。それは自分の家で飼っている犬であったり、友人や知人の犬、もしくは歩いてる途中に見かけた散歩中の犬、今までに様々なところで出会ってきた犬が、思い浮かんだと思う。 さらに、犬が好きな人ならば「かわいい」「楽しそう」「きっと耳を寝かせながら、跳ねるようにして、一生懸命にこっちに向かっているんだろうな」などと、楽しい感情がわきあがっているだろう。 続きを読む(無料)↓ 佐藤の本棚は、1