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つまり、佐藤の本棚。

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今まで読んできた本にまつわる「記憶」の記録です。
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2018年3月の記事一覧

読書の記憶 六十六冊「愛読書の印象 芥川龍之介」

「人の名前や地名」を覚えることが苦手だった。映画や小説を読んでいる時に「〇〇はどうした?」などのセリフが出ると「〇〇って誰だった?」と前に戻って調べる事も少なくない。というより、かなりある。暗記法のようなことを試してみたこともあったのだけど、やはりうまくいかない。思い出せないもどかしさ。これはわりと深刻なストレスである。 つづきを読む(無料) 読書の記憶 六十六冊「愛読書の印象 芥川龍之介」

読書の記憶 六十四冊「鑑定 芥川龍之介」

僕は、待ち合わせをする時は大体15分前には、目的地周辺に到着するようにしている。周辺をぶらぶらと散歩しつつ、時間になったら待ち合わせの場所に向かうことが多い。几帳面と言うよりは、時間ギリギリに出発して渋滞などに巻き込まれたりして「間に合うか? 大丈夫か?」などと気にして焦るのが嫌なので、それなら少し早めに行ってゆっくり行動した方がいい、と思っているからだ。 しかし、一度だけ相手を1時間ほど待たせたことがある。あれは僕がまだ学生で、携帯電話もメールも存在していなかった時代のこ