読書の記憶 五十五冊目 「偉人伝を読んでいた日」
小学1年生の頃の話。自宅の本棚に「偉人の伝記集」があった。いわゆる「偉い人の話」というやつだ。子供向けにまとめられた10冊前後の全集で、日本から世界まで様々な地域や職種の伝記が収録されていた。(残念ながら正式名称は忘れてしまった。本も親に処分されてしまったので、今手はもう確認することができない)
そこに紹介されている人達の人生は、一様にドラマティックだった。周囲の人に「そんなことは無理だ」と言われたとしても、どんなにひどい困難が彼らを襲い肉体的精神的に追い詰められたとしても