読書の記憶 四十八冊目 「学研まんが ひみつシリーズ」
先日、古本屋に立ち寄った時の話。子供向けのコーナーに「学研まんが ひみつシリーズ」の一冊を見つけた。手にとってみた。装丁こそリニューアルされていたものの、中身は僕が子供のころに読んでいたものと同じだった。あまりの懐かしさに、その一冊だけを購入し、いそいそと帰宅した。自宅に着いてから1ページずつ、ゆっくりとめくっていった。自分でもおどろくほど、内容やイラストを覚えていた。
ああ、そうだ。こんなイラストで、このセリフだった。うんうん、そうだ。確かにこうだった。と、ひとつひとつ確