読書の記憶 四十一冊目 「ぐりとぐらの かいすいよく」
幼稚園に通っていたころの話。「ぐりとぐらの かいすいよく」という絵本の中に、 うみぼうず が、ぐりとぐらに泳ぎを見せる場面があった。僕は、この場面がとても好きだった。海の中を自由自在に、そして勢い良く水面に飛び出してくる、うみぼうず の姿がかっこよくて「いつか自分も、あんな風に泳げるようになりたい」「ぐりとぐらも、すぐに泳げるようになったのだから、自分も練習すれば泳げるようになるはず」
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