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演劇

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演劇はいいぞー
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2021年11月の記事一覧

何度も台本を読んで、台詞や段取りを覚えていても、ふとした瞬間に、役の気持ちが理解できたり、新しいアプローチを思いついたりすることがある。
稽古をして、相手役の芝居を受けたり、物語のフォーカスを意識するだけで、ガラっと作り方が変わることがある。
演劇は発見の連続。
演劇はいいぞー。

僕は演劇と出会って、役者になることができました。
TVや映画の世界しか知らなければ、役者は遠い存在で、目指していなかったかもしれません。
演劇は、可能性を与えてくれます。
プロを目指さなくても、お客様に楽しんでもらうことを目標に、演劇を楽しめばいいんです。
演劇はいいぞー。

僕が20代の頃、小劇場には40代で演劇を続けている人はほとんどいなかった。
でも自分が40代になってみると案外たくさんいることに気づく。
まだまだ身体も動くし頭も回る。
40代で挑戦することを諦めるなんてもったいない。
好きなことをやり続ける方法はたくさんある。
演劇はいいぞー。

自分の中にある衝動はとても大切で、衝動が人の心を動かす。
やりたいから、やる。
理屈や損得感情ではなく、自分の中から湧き上がってくる衝動が偏愛を生む。
偏愛には熱量がある。
演劇をやるのに理屈なんていらない。
演劇がやりたい。
だからやる。
それだけでいい。
演劇はいいぞー。

『グッド・コマーシャル』の台本には、僕が演劇を通して伝えたい想いが詰まっています。
緻密な笑い、見事に回収されていく伏線、そして、心に突き刺さる台詞の数々。
「ハッピーエンドは汗で買いな!」
今年も全力で汗をかいて爆発します。
演劇は楽しい嘘をつく仕事です。
演劇はいいぞー。