青年海外協力隊の訓練体験記(最初の10日間ほど)
【1月9日】
福島県二本松にある訓練所に1月9日に入所。そう、入所という。訓練所だから。
福島県でのJR在来線は、1時間に1本のみ。
これは おそらく アフリカでは1日に1本とかに慣らすために、この土地が選ばれたのであろう。
油断していた何人かのメンバーは、郡山駅で50分近くまったりと待ったりした(シャレ)。
二本松駅前には、セブンイレブンがあるくらい。
いくつかの飲食店もあるが、数は少ない。
二本松駅に到着すると、協力隊を応援する会のみなさんが歓迎してくれて、テンションがあがる。
ここから訓練所までバスで30分程度。
バスで割りと登る。
雪が舞う。
雪国だ。
雪というだけでテンションがあがる。
初日のスケジュールは、入所式がメイン。
あとは訓練所の使用方法を教わる。一度にたくさんのことを聞くことになり、オーバーフローするが、なんとかなる。たぶん。
【1月10日】
やはりオリエンテーションが多い。オリエンテーションとは、入門だとか指導という意味。
語学テスト。語学クラスのクラス分けのため。
生活班別のミーティングをして終わる。
ちなみに、平成19年度4次隊は、通常の隊員が120名くらい。シニアが35名くらい、合計で155名。
1つの班が13人前後くらいで、12班まである。
訓練所は広い。
おかげで移動するだけでよい運動になる。
送った荷物を運ぶのも良い運動だ。
【1月11日】
語学の研修が始まりだす。
インタビューをして語学レベルをさらに分析。
消防訓練では、消火器をぶっぱなすし、消火栓や避難はしごも使用、さすが。
ここでは写真を取りまくった。
【1月12日】
語学の本格的なクラス。
ハイレベルなクラスに入ってしまい、一番下の能力だ。(5人中最下位)
なんたって1人はジオスの先生をしていたくらい。
逆境だ!
がんばろう。
そして、自己紹介。155人いるので、1人25秒。
私の番では、舞台の上から写真をとってみた。
ややウケ。
その後、写真の撮りすぎのせいか、林家ペー、パー子の闇名がつきそうだという評判が。
わりとやばい。写真撮影を控えねば。あと誕生日も覚えるのをやめねば。
インフルエンザが超流行。5人がかかる。
隔離されたフロアも用意された。
うちの生活班の飲み会も延期。
ということで、こうしてネットを更新ってわけ。
【1月13日】
ようやく日曜日。ようやく休日。土曜日も講座があるから。
週休2日のありがたさを実感。
朝9:20のバスで町へおりる。
二本松駅の1つ前くらいのバス停へ。
ドラッグストア、ホームセンター(コメリ)、GEO、ままどおる(お菓子屋さん)、靴屋、しまむら、スーパーなどがそろっている。
すべてバス停から徒歩圏内。
基本的なものは全部そろう。
電気屋(ケーズ電気)はそこから1~2km離れているそうだ。
タクシーを使わねばあるまい。
帰りは、11:37だったかのバスで、とりあえず岳温泉まで戻る。
スノーボード、スキー客で岳温泉はにぎわっていた。
ソースカツ丼のお店が最寄だし、うまそうなので立ち寄る。
混み混みだ。
スノーボードがうらやましい。
ソースカツ丼自体は美味。ボリュームたっぷり。
油断すると食べきれない量。
その後、14:27だったかのバスで、NTCまで戻る。
【1月14日】
午前中の語学にて、講師の方々が遅れた。バスが休みだったそうだ。
NTC行きの公共バスは、NTC関係の方しか乗らない。
そのため、関係者はなるべく、そのバスを利用しようとするのだ。
そのバスが休みとなると、ものすごく困るというわけ。
遅れたといっても、20分程度。
任地にいったら、約束とおりでも20分とか遅刻しそうだ。
午後も語学。
午前とあわせると、50分×5回の語学授業がある。
理数科教師では、午前の3つはホームクラスといい、英語の基本的な力の向上を図る。
午後は、テクニカルクラス。
15分の模擬授業。言葉が出てこず、pleaseを連発していたように思う。
その後、ラジオ体操講座。
みんなの体操なるものも初体験。
他、大人数でのアイスブレイク的な運動も。
なかなかに面白い。
十五夜さんのうさぎは、とってった、とってった、とってとってとってった
おっこねた、おっこねた、おっこねおっこねおっこねた
とっついた、とっついた、とっついとっついとっついた
しゃーんしゃんしゃんしゃんしゃん
しゃーんしゃんしゃんしゃんしゃん
トーン トーン とってっとってっとってった
それから、ご多分に漏れず、日誌の業務があり、日替わり当番。
今回、回ってきたが、日誌を見る人が複数だ。
これまでの日誌はというと、たいていクラス担当か、班担当がみるのみ。
それが、スタッフ全員でチェックする。
こうしてブログを書き続けている私にとっては、感想を書くことは得意だ。
ちゃんとした文章はちょっと困ってしまうけれど。
ブログでは、いつ誰が読んでくれているかわからないが、日誌では、確実に読んでくれる。仕事でもあるわけだし。
たくさんハンコが押されてかえってきた日誌は、まるで重要書類のようだ。
ちなみに、自治体で通す書類は本当にたくさんのさまざまないろーんなハンコが押されて承認されているようで、横から見る分には面白い。
これまで雪を見るということは、スノーボードをすることに等しかった。
それによって、二本松研修所にて、雪景色を見るだけで、スノーボードをするのだろうと体が条件反射しわくわくしてしまう。
実際には、スノーボードは禁止されていてできないのにね。,
日本語で考える微妙なニュアンスを英語で伝えるのは難しい。
まさしく英語にどっぷりとつかるしかない。
【1月15日】
狂犬病の予防接種を受けた。
そして狂犬病の紹介ビデオも鑑賞。
発病すると100%の致死率という、狂犬病の恐ろしさを知る。
で、毎週火曜日は予防接種の日となる。
かつ、浴槽掃除の日で、シャワーのみ。
合理的だ。
ちなみに狂犬病は、肩の筋肉に注射する。
筋肉注射は痛いと言われている。
ところが、お医者さんの腕がよくいたくない。
通常の血液採取よりもましな痛みかもしれない。
献血を11回も経験している私が言うのだ。
韓国での献血を含めると12回だし。
【1月16日】
外泊申し込みや、週末の食事申し込みは、水曜の朝まで提出しなければならない。
が、週末の食事までもらえるのはうれしい。
本日は血液検査。
私は再検査組なので、朝飯を抜きで8時から受けて、それでからご飯。
語学スーパーバイザーからの教えがある。
私は他の用事で受けることができなかった。
受けた人の話によると、語学は楽しむことが重要だそうだ。
おそらく、語学以外にも通じる話であろう。
楽しむことはいついかなるときでも重要だ。
人は楽しむときがもっともパフォーマンスを発揮する。たぶん。
【1月17日】
この日は、とあるレポートの提出期限。
語学の宿題は毎日あるので、出されたレポートは早めの早めの対応が必要だ。
後回しにするとかなりやばい。
睡眠時間ががりがりと削られるはめになる。
任地見学旅行の話があった。
本人が派遣されて6ヶ月以降だ。
で、平成19年度のナミビアの実績を見ると、8月21日~31日とある。
よって、私の両親、知人がナミビアで旅行できるのは、平成21年の8月21日~31日あたりが濃厚であろう。
そう、知人でも大丈夫なのだ。お金さえ払ってくれれば。
おそらく30万くらいするだろう。
何人でも大丈夫とのことなので、行きたい人はそのうちに別途連絡を。
いつになるかは、3ヶ月前に決められるので、その日程に合わせられる人だけがこられるというわけ。
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