自分なりの還し方
10月24日に第64回カフェゼミを開催した。ゲストは慶應義塾大学環境情報学部教授加藤文俊先生。「まちに還すコミュニケーション」について話していただいた。加藤先生のお話の中で印象的だったのは置いて帰るという言葉。地域に出かけ、経験や気づきを自分たちが得るだけでなく、お世話になった人達にそれを何か形にしておいて帰るのがまちに還すということだった。
最近長岡ゼミではまちに還すコミュニケーションを参考にラジオを制作している。今回のカフェゼミラジオは越境編としてお世話になった越境先に還す意味を込めて番組を制作した。私は同じ2年生のゼミ生と加藤先生が行っているカリーキャラバンに行き、そこでの出来事や感じたことをラジオで話した。無料でカレーを提供する代わりにわたしとカレーというタイトルで作文をする面白さ、過去に書かれた作文がひとつの紙にまとめてあり、切ったり折ったりすると冊子になるユニークさ、オリジナルの作文用紙や消しゴムの可愛さ、手作りされたカレーのおいしさを還すという気持ちを込めて伝えることを意識した。
実際にラジオを制作して、そして加藤先生のお話を聞いてもらうだけでなく自分なりに還そうとすることが大切だと感じた。経験や気づきを持ち帰るだけじゃなくてそれを何か形にして置いて帰れないかと考えてみる。学生だからこそお金という形ではなくて別の形で還そうと取り組んでみる。自分なりの方法で還していくことが大切だと思うようになった。これから考えていきたいのはお世話になった人や場所に制作したラジオをお還しとして届けることができているのか。制作したその先も考えていきたい。
追記:最近「カフェゼミラジオ聞いたよ!」と言ってくれる大学の友達が多くて嬉しい✨️もっと多くの学生に聞いてもらえるよう、カフェゼミラジオを届けていきたい!