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実効為替レート

昨日、しれっと1ドル153円を超えてしまいましたが、今後も円安は進んでいきそうな勢い。

先日ご来店されたお客さんが来月ニューヨーク出張に行かれるみたいなのですが、ホテルの朝食を付けるだけで一泊の値段が¥7500ほど値上がりしてしまうそうで。。。

もう円を基準に考えていると、恐ろしい事になってしまっています😱


ニュースなどでは円安、円高は、対ドルを基準に言われている事が多いですよね。

もちろんそれによって円高、円安という判断にもなるのですが、それに加えて気にしておかなければならないのが「実効為替レート」。

1つの通貨だけでなく、他の通貨と比較して計算されるのが「名目実効為替レート」。
それに加えて物価の影響を踏まえ算出されるのが「実質実効為替レート」になります。

ざっくり言うと、数値が100より大きければ大きいほど強い、100より低ければ低いほど弱いという事になります。

(出典: https://www.yutaka-trusty.co.jp/market/blog_oogo/円の実質実効為替レートが過去最低に/)


グラフを見てわかる通り、実数実効為替レートは近年下がりっぱなし。。。

実効為替レートの数値は日銀の時系列統計データ検索サイトで確認出来るのですが、実質実効為替レートだけ見ると現在最新のデータの数値は1980年以降で過去最低の70.25。

20年前の数値139.1から比べると約半分の価値になってしまっています。

加えて名目実効為替レートも75.3。
そりゃ海外旅行も行きづらくなるし、
国内旅行だって気軽に行けなくなってしまうわけです。。。


世界経済を考えてみると、
アメリカドルが強ければインフレに、
人民元が強ければデフレに向かうというデータもあります。

中国バブルが崩壊した今、しばらくはドルが強い時期が続くと考えれば、まだまだ物価は上昇していく可能性が高い。

冗談抜きで、このままでは外食はおろか、家庭の食卓でさえ食べたい物が食べれなくなっていきます。


せっかくなのでもう一度言っときますね。


もう円を基準に考えていると、恐ろしい事になってますよ。

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