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005 Adrenaline

   そういうわけで、俺たちで何かやろうぜ、ってなわけで、パーティを始める準備をしていくわけですが、はじめるにあたり、ハードな音楽特有の
 「暗さ」の排除 「ドラッグの匂いを感じさせない」
 この辺をコンセプトに据えて進めました。の割にイベント名の原案はSTEROID とかで早速却下になったりして。ダメだろ、それっていうw そりゃそうだ。なんか筋肉増強してそうなイメージあったんですよね。なんでかなw

 Adrenalineの名前を考えついたのは弟で、2007年当時二人ともロードバイクにハマっていて体を動かし続ける感じ、というか自転車の速さとこの音楽の速さがマッチするんじゃないか、アドレナリン出てるよね、みたいな感じで名付けたわけです。後は極端なテクノ、マッチョなテクノっていうイメージがあって、Adrenalineのフライヤーに採用したキャラがマッチョなキャラだったと。2007年の後半にはAdrenarlineやることを決めて、こういうフライヤーができたわけです。

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 ご覧の通り、最初は4つのパーティの連合体みたいな感じで色々な方のお世話になりました。ありがとうございました。
 当時、こういう系の音楽をかけていた、あるいは作っていた人を一堂に介した、という感じです。
 すっかり忘れていましたが、フライヤーにScharnzって書いていますねw これについては色々あったはずなんだけど、この方が伝わり易いでしょうよ、ということで入れたんじゃなかったかな。内部でもHardtehcno or Schranzみたいな論争はあった記憶というか、主に俺がうるさかったんだと思います。Hardtechno派だったんで。ごめんなさい。原理主義者なんでね。 
 
 2007年はWire07のメインにKrocherが出ましたけど、前年のままのDJで06で感動した勢の気持ちを逆撫でしまくりのDJプレイでKrocherは無かったことになっていたのではないかと。こりゃ、マジで俺らで何かやらんとダメだね、みたいな話をした記憶が。

 まあ、実際この年あたりからドイツではテクノシフトする人たちも出てきていたので、Krocherなんかはその流れの早い方だったのかな。

 で、正直、Felix Krocher ってWire06以外で何の印象もないプレイヤーなのでこんなにKrocherって書くと思っておりませんでした。まあ、ただこの辺の時代だと触れないといけないんですよね。後に呼んだドイツのAbstract勢から色んな意味で散々な言われようだったので(どうも向こうでも色々あったようで)、悪い意味で印象に残っていたのもあったし、まあ、プロデューサーは、Boris S.だからそっち聞けば良かったし、みたいな。

 余談ですが、Adrenalineフライヤーのボディビルダー、フリー素材だったらしいんですが、後にAdrenarlineに加わっていただいたK-Hole aka Shintaro Kanieさんのロンドン時代の友人のいとこだったという偶然もあったりしてそれはそれで。
  世間は狭い。 

つづく

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