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仕事と同様に、音楽が生きがいの筆者
ロックス・カンパニー久保田です。
今日は音楽の話です。最後までお付き合いください。

音楽の視聴はレコードからCDへと変化し
今やストリーミングの時代も当たり前。

つい先日、友人に
「CDっていつ買ったのが最後?」
って会話したところ、

3人中3人が
「覚えてない」「ずいぶん買っていない」
との返答でした。


今や、音楽にお金を使わない時代なんですね。


私も音楽だけで飯を食っている友人がおりますが、
そんなミュージシャンや音楽関係者は
みんな元気なのでしょうか・・・・

コンサートはなし。
サポートミュージシャンも仕事なし。
レコーディングも機械が主役。
スタジオミュージシャンは仕事なし。

ミュージシャンという職業の魅力が
どんどん失われていくみたいで、悲しいものです。

ダッシュボードから出てきたBlack And Blue

先日、車のダッシュボードを開けました。
そこには1枚のアルバムがありました。

ローリングストーンズ 1976年発売 「ブラック&ブルー」

 The Rooling stones  Black & Blue  表面
CDでは裏面だが、レコードでは中面


16トラックアナログマルチトラックレコーダーで録音された本作品は、ロンウッドが加入し作られた最初のアルバムです。

本作品はレコードも持っていました。
広げて、帯を外すと、5人が映る横長の一枚の芸術的なジャケットになります。


私は根っからの自称ストーンズファンです。
1976年の発売当時は8歳でしたから、
どっちかというと、近年の後付けエセファンになるのでしょう。

私はこの1枚を自分の棺桶に入れると決めています。


Black Amd Blue  の魅力をすこしだけ

たくさんありますが、ストーンズの「いい加減なロックさ」が1番の印象です。そしてなにより音がいいところです。

今は亡きチャーリーワッツのドラムの生々しいサウンド。

アナログ感たっぷりの自然なコンプレッション。

楽曲の完成度。などなど。

ファンにしか理解できないストーンズサウンド満載です。

そして、アルバムの中のライナーノーツにはこんなものが入っています。

ライナーノーツの一部

これは、レコーディングの際に16トラック(16個の別々の音を収録しミックスできるレコーダー)の内訳を記した、レコーディングシートです。

どのトラックに、いつ、誰が演奏した、どんな音が入っているか、が記載されたもののコピーです。

当時、これを見て、
「この曲のピアノはミックが弾いている」
「チャーリーのドラムは2トラックでレコーディングされている」
など、ストーンズサウンドの研究材料の一つにもなりました。

もっとも、これをメモしたのは、レコーディングオペレーターで、アナログレコーダーのどのトラックになんの音が録音されているのかを記録するためにメモられたものです。

まさに、どのように録音されているのかが伝わってきます。
私も昔レコーディング時にこのシートを作り真似してました。

すいません、少しマニアな話になりましたが、映像記録の少ない1976年当時にしてみれば、貴重なビジュアルでした。


音楽には、不思議な力があります。
針を落とすと(レコードだけではないですが)
よく聞いていた当時の記憶が蘇ります。


同アルバムの「Memory Motel」という、女々しい曲があります。
ピアノサウンドである同曲は、私の練習曲でもありました。
譜面がない当時、レコードだと傷が入るのが嫌だったんで、カセットテープに録音し、何回も聞き直しては、コードを取ったのを覚えています。


英語がわからずに、口ずさんでいましたが、多分惚れた女との思い出の歌なんだろうなと思っていました。(タイトルがメモリーモーテルでしたから)
わからない歌詞がサウンドに溢れていたんです。


最近、同アルバムのレコーディング時に記録されたオープンリールが発掘され、未公開の「 BLACK AND BLUE SESSIONS」という2枚組のCDが出ました。私が知らない、レコーディング時の未公開サウンドが盛り込まれているそうです。

私も久しぶりにCDを買ってみようかと
思っています。


今日はこの辺にします。
良い1日を。いってらっしゃい!


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