FoodとHood(Travis君との想い出)

本プロジェクトを始めてから、既に100人近くの方にインタビューや簡易実験に参加頂き、色々なお話をお聞きしつつ、自分自身の過去、英語との向き合い方についても少し思い出しました。

高校2年の頃、同じクラスにオーストラリアからの留学生が来ました。彼の名前はTravis君。

Travis君は1年で帰国してしまったのですが、その1年間、何故か私は、担任の先生からTravis君のお世話係を仰せつかり、日本語を一切話さないTravis君に対して、英和と和英辞書をいつも携帯し、拙い通訳業務に格闘する日々でした。

彼の日本語レベルが徐々に上がり、こちらも片言の英語でコミュニケーションが成り立つようになった頃から、私は自分が聞き取れない英語の音を、時間を見つけては、彼に教えてもらうようになりました。

例えば、FとHの発音(FoodとHood)をTravis君に20~30回繰り返し言ってもらい、終いには、Travis君から「ちょっと、もう勘弁してください」と言われる始末。

当時、やはり聞き取れてない英語の音が沢山あったんだろうなぁ~としみじみ思い出しました。

皆さんは、”Perception Precedes Production”という定説を御存じでしょうか?要は、聞き取れない音は発声できないという考え方だそうです。

我々のサービスはこの定説をぶっ壊す(?)ことを目してまして、Productionを可能にすることで、Perceptionを向上することを目指しています。

Trasvis君の連絡先が分かっていれば、今話したいことが沢山あるのに。このブログ程度しか、SNSをやっていない私は、未だにTravis君の連絡先を他のSNSを使って検索出来ていないままでいます。

何時か必ずTravis君と英語、或いは、日本語で話をしたいと思います。

元気かな~、Travis君?


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?