2on1 for Zone Offense (3/4)
2on1 Zone-Fake Defense vs. High-Low
2対1 ゾーンフェイクディフェンスに対するハイロー
このドリルの約束事
オフェンス、ディフェンスともに同時にスタートし、ディフェンスはオフェンスよりもゴールに近いラインで折り返す。
ディフェンスXはゾーンディフェンスで守る。
オフェンス2はエルボーからのシュートを狙う。
オフェンス1はローポストからのシュートを狙う。
オフェンスはドリブルを用いない。
シュート時にディフェンスの様子を判断する。
オフェンスはオフェンスリバウンドを狙う。
約束事を徹底して守る。
練習したいスキル
このドリルで特に身につけさせたいスキルは、ディフェンスのゾーンフェイクに対するパススキルとシュートスキルです。
ディフェンスXは自分のゾーン内にいる2人のオフェンスプレーヤーをゾーンフェイクで守ります。マンツーマンディフェンスにおいてはボールマンのインラインを守ることが大切ですが、ゾーンフェイクではインラインを守るふりをしてパスラインに飛び出してパスのインターセプト、パスラインを守るふりをしてブロックショットなど、積極的にフェイクを用いて守ります。
オフェンスはエルボーまでドリブルで移動した後はドリブルを用いずに攻めます。パスをしたオフェンス1はディフェンスのブラインドサイドからローポストへ移動します。オフェンス2はエルボーシュートを狙いながら、ハイロープレイに対するパスを狙います。ハイローのパスを狙う際にはバウンズパスを上手に使うことや、シュートフェイクからアシストパス、パスフェイクからシュートなど、フェイクを多用することが大切です。オープンとなったプレイヤーがシュートチャンスとなるようにパスのスピードが要求されますし、シュートチャンスとなったプレイヤーが確実にシュートが打てるように素早いミートが求められます。できれば3回以内のパスでシュートチャンスを作ります。
オフェンスがシュートを狙う際は、シュートモーションに入ってからもディフェンスの様子をうかがうことを忘れずに、最後の瞬間まで状況を判断します。
シュートが打たれたら、もう一方のオフェンスは必ずオフェンスリバウンドを狙いますが、中距離からのシュートは中距離へ、ゴール近辺からのシュートはゴールの近くに落ちるという特性を頭に置いて飛び込みます。オフェンスリバウンドを獲得してからはドリブルも使用して、素早くゴール下を攻めるようにします。
練習したいスキルの説明文の中で『太字』になっている部分がこのドリルのキーワードとなります。練習中はこれらを強調し、プレイヤーに徹底して取り組ませることで、良いスキル、良い習慣が身に付くはずです。
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