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BACK BEAT

Beatlesの生い立ちとそのメンバーの人間模様を描いた作品。backbeatが4/23にプレビュー公演がスタートした。

この作品の凄い所は、キャストがBeatles一人一人を演じながらも演奏もする、英語で歌う、踊りもするという所です。

そして、そのようなギミックが随所にあるにも関わらず演劇の力で約2時間半を引っ張って行く所にあると思います。

僕は振付師として、この作品に携わっていますが何日かおきに稽古場に行くたびに、キャストの雰囲気、稽古場の空気が毎回違く、日々切磋琢磨している様子が伝わってきました。

演劇が主戦軸にあり、そこに演奏、歌、ダンスが出来事として誕生している。
それを可能にしたのはキャスト達が膨大な時間をこの作品に費やしたからだと思います。

作中には力強く印象に残るセリフが沢山あります。

それはBeatlesの力強さなのか、キャスト達の力強さ、、、はたまた演出の力強さか、、、

Beatlesが起こしたハリケーンは時代と国を超えて、尚衰える事なく巻き起こっている事を実感しました。

ロックが芸術になるってこういう事なんだろうなって思います。

『Beatles』は人や時代にムーブメントを起こさせる。
見た人がその場で影響を受けて真似をする、そしてそれを次の世代に伝えたり、別のジャンルの人に伝えて、『Beatles』は生き物の様に形を変えて進化していく、時には他の音楽家がカバーをしたり、時にはbackbeatの様に戯曲になったり、洋服のブランドがBeatlesをモチーフにして服を作ったり、、、

Beatlesから始まってそこに影響を受けた人達が様々な形を変えてBeatlesを表現していく。
その一つとして今回のbackbeatがあるのだと思います。

この作品を通してBeatlesの凄さを知り、演劇の素晴らしさを再確認した。
キャスト達の凄さも知った、スタッフのプロフェッショナルな動きに感化された。

それもこれも『Beatles』というバンドがいなければ実現しなかった今だと思います。

ロックが芸術になってる今を実感できて本当に嬉しい。

振付師の前に人間として良い経験をさせて貰った。

心からBeatlesにありがとう!!

ビ〜バッパルーラ!!!

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