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経営者のためのAI&CS講座 7: Metaが本気で作って無償で公開してるAI Model "Llama"

オープンソースのAIモデルがたくさん公開されているという話を以前しましたが、その中でも、もっともお金と時間とがかけられてるAIモデルを紹介します。

Metaがかなり本気で取り組んでるであろう、LLMです。
1枚500万円以上する、NVIDIAのH100を何と34万個揃えるとのこと。GPUの値段だけで、ざっと、1,700,000,000,000   つまり、 1兆7,000億円です。GPUだけでは、何も動かないので、ここにGPUを入れるサーバだったりストレージだったりも買わないといけないので、軽く2兆円を超える投資をして、その投資で作ったものを無償で公開しています!(7億ユーザ以上の場合には有料です)

無償で公開しているということはどういうことか。Metaの真意はわかりませんが、ユーザ視点で見れば、ダウンロードして、勝手に使えるということ。自社のサーバで、閉ざされたセキュアな環境で、自社独自のデータを追加で学習させることで、1兆7,000億円(電気代やらデータセンター代やら本当はもっと遥かに多くのお金)をかけた成果(全てのGPUが Llamaの開発に使われてるわけではないでしょうけど)を独自のAIに低コストでアップグレードすることができます。使わないのは勿体無い!

海外では、Llamaの活用事例が増えています。

最近では、iphoneにLlamaが使われるという報道がありましたが、そんな話はないという記事も出ています。真相はどちらでしょう?

ここには、Llama3の活用事例が10個挙げられています。
AIセラピストや、AIプログラミング、リサーチアシスタントの事例が出ています。

セキュリティが理由でChatGPTを使えないという企業のみなさんは、MetaのLlamaを社内で使えるようにすれば、今時のAIパワーを仕事に活かせるようになります!


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